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2017-04

再訪 本山町のホタル谷 - 2012.07.09 Mon

       |||||||||||||||||||| 四 国 辺 境  ||||||||||||||||||||

             

         天狗陰陽暦
      2012 0709  


        
七日巡り:月の日



  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ *** ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥



   再度 ホタルの谷へ   印象

20120708yoshinobu1525.jpg  


先週の全方向舞乱ホタルを楽しんだ夜から七日たち、

今夜また本山町のホタルの谷を再訪した。


現地に着いたのは日が暮れた直後のこと、

先着していたナカジマ氏とらとランデブーしてミーティングし

カメラを三脚にセットしている間に

辺りは足元から深々と夜が滲みでてきて山間は深藍に染まる。



20120708yoshinobu1527.jpg

さて、いよいよか、・・と

夜の山間遠景を眺めていたら、あっちから・・そしてこっちから

ひとつ、またひとつと燐光が舞い上がってきた。

うむ、来たか、・・と、

膨らむ期待に さらなる時間の経過を待つ気がはやる。


・・なのだが、

時間が刻一刻と過ぎていく割に、ホタルの数が増えない。

曇天で湿度過多で蒸し蒸していた先週に比べ、

今夜は晴天・・

放射冷却により気温がたしかに低いのが気にはなっていたが

どうやらその不安が当たったようで・・


午後8時半をまわったころ、ザクっと見切りをつけて

第二の観察ポイント:大曲りカーブへと向かえり。


 ・・・・・・ *** ・・・・・・・
 
しかし、この大曲りポイントでも、

先のポイントに比べ たしかに数は多いのだが・・・

あの最盛期:乱舞の様子に比べれば 3分の1程度の数。


やや気落ちする感は否めないが、

それならば、それなりに、写してみせようホタルの光。


     20120708yoshinobu1558.jpg
         
クリック拡大して御覧ください


今宵・・運悪く、

晴れ渡ってしまった夜空の放射冷却現象で下がった気温。

しからば・・

その運良く晴れ渡った夜空に散りばめられた宝石のようなきらめく

星々の海をわたるホタルの光、航跡の絵の1葉を。


アイデアだけは素晴らしい・・と自画自賛なのだが、

いざそれを撮るとなると、これがなかなに困難なことでして・・


20120708yoshinobu1565.jpg
         クリック拡大して御覧ください


なかなかホタルがうまくレンズ視野内を飛んでくれないので、

ついには、あっちこっちで強制拉致捕獲したホタルを無理矢理に

レンズの前に放つという悪しき禁じ手に手を染めてしまう。


でもねぇ〜 ホタルを追っかけまわしていたら、

なにか子供の頃の興奮が静かに胸のうちに湧いてまいりました。

あぁ〜 まっこと楽しきひとときとなりました。


来週に、もう一回来ようかな。



 ーーーー 追伸 ーーーーー


やや控えめなホタルツアーとなりましたが、

今宵のホタルで棚田あぜ道に同席した帯広ナンバーのご夫婦と

出会えたことは

またひとつ、

このホタルの谷からの、この夜空からの・・

ホタルがとりもってくれた御縁のプレゼントとなり。


一同 さあ帰ろうか、と帰り支度を始めてから

このご夫婦と 一時間ばかりも話し込んでしまいました。

われわれのぶしつけなる長話につきあっていただき、

ありがとうございました。








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本山町:棚田のホタル - 2012.07.01 Sun

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         天狗陰陽暦
      2012 0702  


        
七日巡り:月の日



  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ *** ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥



   深山蛍光探行記   印象

20120701yoshinobu1383.jpg  


高知遠征から家に帰り着いたばかりの土曜の夜のこと、

写真展遠征を同行していた香川の友人夫妻から一本のTELあり。


 帰り道すがら、

 ちょっと寄り道してホタルを観に行こうか・・と。

 一緒にどうよ?


そろそろその時節かと気になっていた本山町のホタル谷のことだった。

一緒にと言われても、ぼく・・もうお家に帰っちゃってるし。

 

  ・・・・・・ *** ・・・・・・


そうして電話で見送って、やや気持ち焦りながら明けた日曜の朝、

たまらず電話をかけて聞いた彼らご夫婦の声によれば、


 ホタルねぇ、かなり、いっぱい、おった!

 もうねぇ そりゃ〜キレイやった!




20120701yoshinobu1389.jpg


そんな知らせを聞いて、この日曜日にじっとしてられようか?

すぐさま家族を招集して「蛍スクランブル出撃」を発表し、おやつの時間を

過ぎたころ高知へ向けて出発した。


20120701yoshinobui1410.jpg


事前に調べた気象レーダーでは、

西方からかなり強い雨雲が近づいていたのだが、どうやら時間的には

なんとか間に合いそうと判断。


現地についたころにはまだ明るい空がみえていたのが、日暮れとともに

黒い雲が空を覆ってきた。


やや不安にかられながら、完全に暗闇になるまでのひとときを、

棚田を見渡せるあぜ道に座って、買ってきたお弁当を夕食とする。


 ・・・・・・・・ *** ・・・・・・・・


そうして・・

足元すら見えなくなってきたころ真っ黒な山の影を背景とした暗闇の中、

ひとつ、ふたつと小さな燐光が。

 あっちに・・あっ、こっちにも!

 ・・などと歓声をあげていたのもつかの間、

ほどなくして真っ暗に沈む辺りの草むらや木々の間から、数えきれない

無数のグリーンの蛍光が舞い上がってきて、声を失う。



20120701yoshinobu1427 2


その数の様を 私は写真ではとらえきれない。

静かに 無音の世界に・・

 どちらを向いても 足元にも 空をみあげても・・

 わたしたちのまわりの空間が 舞うホタルでいっぱい。





20120701yoshinobu1426.jpg


ふと見れば

私や家内のカラダにもホタルがとまって、まるでイルミネーションの様。

足元の草むらも・・

 まるで光る雪のように ホタルが降り注いでいた。


      20120701yoshinobu1422.jpg



午後9時近く・・

重い空からとうとう雨が落ちだしてきたのを機に現場を撤収。


そのあと棚田主である田岡さん方を急襲して しばしホタル談義に沸く。

その田岡さんの話によれば、

 来週初めくらいまで・・

 7/10くらいまでが盛りやろ・・とのこと。


ならば・・また今週末に来ることを約束して帰路についた。


 う〜む、

 今年のホタルは けっこう当たり年かも!

 でもねぇ〜・・

 あの無数のホタル舞う光景が 写真に写せんものかねぇ〜。

 再度 挑戦あるのみ。






棚田のホタルへ - 2011.07.07 Thu



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 四国辺境絵巻  |||||||||||||||||||||||

           
  
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            七日巡り:水の日



    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ *** ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥


 >> ひとつの丘が ぜぇ~んぶ 棚田!

20110703yoshinobu2658.jpg



7月2~3日の週末のこと、現地でキャンプ泊して、土佐:本山町にある
隠れ谷 棚田へ行ってきました。

この日、ここ隠れ谷に毎夜人知れず乱舞するホタルを見んがために
岡山・香川・高知から友人知人が集まりも集まったり総勢25人近く。
現地に着いたときはまだ陽が高かったので、皆で棚田を縫う農道を散策。

ちなみに‥↑上の棚田の写真の中腹辺りからクネクネと上を目指して‥
着いたところが、

 ↓‥ここです。

   

20110702yoshinobu2473.jpg


ここ本山町では、この棚田一山を「天空の郷」と呼んでアピールしていますが
うむむ、その名にたがわぬ‥まっこと天に近い場所ですな、ここは。

日暮れどき、ゆっくりと赤く染まってゆく広い空の下、
走り回る子どもたちの声ばかりの人気のない棚田のあぜ道の景色。

あぁ~なんだかここは‥
みんなが知っているはずだけれど、みんなが忘れつつある時間が
ふつうに‥ゆっくりと‥流れてゆく。

励起される‥遠い子どものころの記憶。


20110702yoshinobu2504.jpg


風の音と‥虫の音だけの世界がゆっくり沈んでゆく。


20110702yoshinobu2519.jpg


灯りのない山間では、
夜の闇はどうやら地面から滲み出てくるものらしい。

そして星が見えてきたとき‥
音も無く‥あちらこちらの草むらや森の中から
遠きに近きに、無数のホタルが舞い上がってきた。

視野いっぱいの空間に浮かんでいる数え切れないホタルが、
想い想いに流れ飛んでいる。

空を見上げると‥真っ暗な夜空のなかに動かない星々の海を、
燐光が渡ってゆく。


20110702yoshinobu2542.jpg


‥と、言葉では あのホタル舞うすばらしい光景をなんとかお伝え
できるのですが、

‥んなら、百聞は一見にしかず、

現地に立てない方々のためにせめて写真を‥と思えど、
これがですねぇ~‥
いろいろがんばってはみたんですが


  ぜんぜん 写りま‥せん! ( 号泣 )



 ‥‥‥‥‥‥ 記録事故分析委員会 ‥‥‥‥‥‥‥


どうやらあの空間いっぱいに乱舞しているホタルですが、
あまりに広い奥行きに飛んでいるために‥ですねぇ‥

遠くに光っている‥肉眼では見えるそのホタルのかすかな燐光を、
カメラのセンサーでは感知できない‥らしいのです。

ですから‥最善の策としては、

 高感度に強いフルサイズのデジカメ
 50mm F 1.4 くらいの明るい単焦点レンズ
 ‥をもって迎撃する。

‥ことが望まれるのですが、わたし‥ちょっとすぐには買えません。

この窮状局面打開策として、
今は防湿庫に眠っている銀塩カメラReica R 6.2 に ズミクロン50mm F2.0を
装着してリベンジ作戦を考えている。

ん?

 カメラだけの問題なのか‥って?

 あ、いや‥ 私の腕は‥ どうなんでしょうねぇ?




棚田ホタル:月光編 - 2009.07.04 Sat


  |||||||||||||
土佐 本山 樫の谷 ||||||||||||||

     ‥‥‥* 畦  歩 *‥‥‥‥
              

   azeho dia
ry
     天 狗 里 山 絵 巻
 


 7月1日 水曜日、午後7時30分‥ごろ。

 全天を雨雲が覆っているため、吉延の棚田はすっかり暗くなり。


天上での駆け引きに女神が微笑んだのか、先ほどまで降り続いていた雨が
静かにあがったのだが、わたしたちはまだしばらく‥半信半疑で空を伺い
ながら


   ・・・・ やんだか?

 うん‥ 

   やんだ‥かな。

   ・・・・ やんだ みたいねぇ~。

 

そうして皆はやっと‥おそるおそる傘をたたんだのでありました。
しかし空は、いつご機嫌を損ねるかわからないほどの暗雲が立ちこめて
黒い稜線を切る雲ゆきの足が速い。

大のおとな5人が、真っ暗な棚田の畦道に佇んで不安と期待を計りつつ‥
ことば少なに辺りを伺う。

 
 ホタル‥ 

   ・・・ 飛びますかね?


  ん~~ん。

     これだけ 雨が降ったあとは・・・


 ・・・・・。

     空気が、重いからねぇ‥ 

   どうかな?



かすかな期待が、深まる闇とともに消えつつあった。
なんとなく「 もう帰ろうぜ空気 」が漂ってきた、そのとき‥
最初に声を上げたのは田岡さんだったか?

 あそこ‥

  あそこに光っちゅうアレ、ホタルやないか?
 
  えっ?  どこ?

田岡さんと思われる真っ黒な人影が、歩むその後を追うと‥
棚田の畦に立つ‥柿木?‥らしい木立が一本。

田岡さんはその木の陰を覗き込んでいる。


 あっ! ‥光った!

  ホ‥ ホタルや。 ホタルが光っとる!

 そっちにも光っとるぞ!

  いや‥こっちにも!

  ・・・・・ けっこういるぞ。


 02.jpg
                   PHOTO by  中島 健蔵    090701


 来て良かった。

 家族の「つき合いきれんな視線」が背中に突き刺さり‥
 こころ満身創痍になりながら‥ここまで来てほんとうに良かった。

 
  ‥‥‥‥‥‥‥ azeho ‥‥‥‥‥‥‥‥

 
 そのあとも‥
 畦の茂みや田んぼの中のあちこちにホタルの明滅する燐光を次々と
 見つけたのだが‥

 なぜか‥みな飛ばず、ひとところにいて動く気配がない。
 心なしか光も弱く感じられる。
 やはり、さっきまでの豪雨でホタルもお祭り気分ではないらしい。

 ならば‥ 少々手荒いが、こちらにも打つ手はある。

    んじゃ~ 

     車のハザード・ランプを点けて!

 私と中島氏の二台のクルマのオレンジ色のランプが、
 テッカ‥テッカ‥テッカ‥ と、暗い棚田を二拍子で照らすと‥

 おぉ~‥ なんということか!
 木陰や畦や田んぼの中から、ホタルが次々と舞い上がってくる!
 そのホタルたちがみな‥こちらへ向かって飛んでくる。
 ハアードランプの明滅に刺激されてるらしい。

 あぁ~ ‥ かわいい奴らじゃ。

 ‥と、今ぞこのとき、‥とばかりに中島氏が三脚を据えてカメラを
 構えて、長時間露光撮影のために、一時ハザードランプを消すと‥

 あれ? ‥‥ホタルも、消える。

 ・・・?

 どうやら‥それが、
 あの嵐を越えた今夜のホタルの精一杯の演舞らしかった。

 時刻は、もう午後9時ごろだったか。
 今宵はこれまでであろう ‥と店じまいの気持ち固まりしとき、
 田岡さんが、さらなる作戦をもちかけてきた。


  うちの家の近くにも‥ホタルが飛ぶところあるきに、
 
   そっちへも寄ってみるかえ?


 お別れムードに寂しさ募ってきたわれわれが、こんな申し出を
 断れるだろうか‥いや、断れはしない(強調の反語)

 そしてこのとき、今宵の天上の女神は‥
 ささやかなる‥もうひとつの奇跡の切り札を‥棚田ひろがる里山の
 テーブルの上にきっていたのでありました。


  ||||||||||||||||||||||||||||||||| azeho 
|||||||||||||||||||||||||||||||||



 みなそれぞれのクルマで田岡さんの小さな白い軽トラの後に連なり、
 5分ほど走ったところで停車。

 さきほど居たところから山をジグザグと登って視界が開けてきた。
 はやる気持ちに押され‥クルマを降りたとき‥

 眼前にひろがるその光景に‥ひととき声を失った。
 
 なんと‥ 美しい。

 垂れ込めていた雨雲が空から消えつつあり、そのはるか高みにたなびく
 青白い雲の合間から、半月の青い光が目の前の遠景を照らしていた。




 002.jpg
                    PHOTO  by  中島 健蔵 


 この‥音もなく目の前に浮かびつつある深遠なる光景を目前にして
 中島氏も、小さく‥

   「 これは・・・ 」との声が胸に消え‥

 静かにカメラをセットして‥

 私はと言えば、ふと我にかえり‥

    中島さん‥予備のバッテリー 貸して!

 ‥と小さな声で叫んでいた。



 
  ||||||||||||||||||||||||||||||||| azeho |||||||||||||||||||||||||||||||||



 ‥で、おかげさまで、
 私もこのささやかな奇跡の一瞬にシャッターをきれたのだが、
 その写真のデキは‥
 とてもささやかな奇跡とも言えないシロモノであった(涙)。

 上の写真は、中島氏から送っていただいた見事な一葉だが‥
 つづいて私の写真を連ねるのは、まっこと恥ずかしいのだが、
 これも里山記録者として、その責務を果たそう。

 
     090701tanada1091.jpg
 


 皆の‥温かき苦笑が聞こえてきそう。

 さて‥われわれは‥
 来たる7月5日 日曜日の夕刻、同じメンバーで‥
 再度‥里山ホタルへ集結する予定である。

 次こそは‥ “ この一枚 " をモノにしてみせるぞ。






棚田のホタル:雨情 編 - 2009.07.02 Thu


  |||||||||||||
土佐 本山 樫の谷 ||||||||||||||

     ‥‥‥* 畦  歩 *‥‥‥‥
              

   azeho dia
ry
     天 狗 里 山 絵 巻
 



 本山町の棚田にホタル舞う

 ‥との知らせを受け、

 昨日の水曜日の夕刻、出撃準備を整えていた‥のだが。



夕方の5時をまわった‥出撃時限まであと30分という時点で香川エリアは
カミナリが鳴り響く豪雨という最悪のコンディションだった。

ずっと、この棚田のホタルを楽しみにしていた家内でさえ、


 こんな豪雨じゃ~ムリじゃない。
 絶対ムリだって!

 雨のなか‥田岡さんにも迷惑かけたらいかんきん
 雨が降ってたらホタルも飛ばな‥ うわっ‥ 

 キャ~!・・・ ほ、ほら‥カミナリ凄いし・・・
 止めた方がエエって‥
 

‥と、この雷雨荒れ狂う嵐を前にして完全に戦意喪失していた。

そのとき私はパソコンのモニターで「気象降雨レーダー」を何度も何度も
食い入るように見ていた。

 たしかに‥まずいな、コレは。 
 猛烈な雨を示す赤いエリアが四国をまたがっている。


   ↓‥これが水曜日:午後4時30分の降雨状況。

 200907011630.png
                     
参考資料:国土交通省 防災情報

こ、この‥梅雨前線、
まるで私たちのホタル出撃を狙ってかのような布陣である。

しかしなお、降雨レーダーの10分ごとの動きを繰り返し再生していたとき‥


 ・・・ん! 

   こ、この梅雨前線の雲の布陣には‥スキがある!


前線の動きはほぼ東へ向かっている。 この動きでいけば‥もしかしたら
ちょうど‥午後8時から9時くらいの僅かな時間だが、雲の少ないエリアが
棚田のあるエリアにかかるかもしれん。


 野郎ども!( ‥といっても私の家族2人だが )

 一縷(いちる)の望みをかけて、これより棚田へ出撃する。


 もし‥願い叶わずとも‥
 家で泣くよりも現地で泣くことを良しとする。
 いざ、出陣。

  えぇ~~?( ←家内の悲鳴 )

    ほ、ほんまに・・・・
( ←息子のなげき )




 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| 
AZEHO ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||



 家を出る時も雨‥
 トンネルを抜けてもやはり雨‥
  棚田に着いた時も‥やっぱり雨だった(涙)


 

 090701tanada1074.jpg

                       TENGU 090701

 夕刻の6時40分過ぎ‥棚田へ到着。

 雨に煙る棚田には‥棚主の田岡さんが待ってくれていた。

         
 090701tanada1071.jpg
                         TENGU 090701

 その傘を差した田岡さんも‥こりゃ~アカンねぇ、‥と沈む声。

 降りしきる雨のなか出てきていただいた田岡さんに‥家内も恐縮して
 うちの主人がムリ言うてすみません‥と頭を下げている。

 まぁ~とにかく待とう。

 さて‥暗くなるまで雨に煙る棚田の写真を撮っておこうと‥
 上の2枚のカットを撮ったところで‥ アレ?

 なぜかシャッターが切れない。
 えっ? なんで? ‥‥と、かなり焦りつつカメラをチェック。


  あっ! ・・・・

   バッテリーが・・・ きれてる(涙)。
 

 雨のことだけが気になって、バッテリーを充電するの忘れていた。
 
 雨落ちる空に‥涙も落ちた‥
 足もといっそう暗くなる棚田の畦道だった。

 状況は坂道を転げ落ちるように、急速に悪化しつつあるようだった。



 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| AZEHO ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||


 
バッテリーが切れ、ただの石と化したデジカメを胸に抱えて暮れゆく空と
ともに途方に暮れつつあった‥まさにそのとき!クルマのヘッドライトの
明かりが
暗くなった道を近づいてきて‥私たちの目の前で停まった。

その男、私の友人のプロカメラマン:中島健蔵氏だった。

家内がはしゃいだ声で‥

 えぇ~ こんな雨やきん絶対に来ん思うた。

 主人は‥彼は絶対に来る!‥と、 ‥‥んなら、本当に来たー

返して中島氏‥

 おう、 こいでか!


聞けば、中島氏が高知市内の自宅を出る時も、雷鳴がとどろきわたる
豪雨のまっただ中だったらしい。

雨の降り止まない薄暗くなった棚田の道で、みなみな傘をさしズボンの
裾を濡らして話をしていたら‥

中島氏と田岡さんとの間には、これまた不思議な縁と因果で結ばれている
ことが判明して一同‥驚くばかり。この話題はまた後日に書くとして‥

そんなさなかに家内のケータイが鳴った。

 ( ちなみに私は自分のケータイを持ってない旧人類である )

 はい、もしもし‥?

 どうでぇ? ホタルは‥?


これまた私の友人の‥通称 河童こと大野氏であった。

いつのころからか、
この大野氏と中島氏と私は‥それぞれ河童、野垂れ、天狗との妖怪名で
四国の三妖怪と呼ばれているのだが、この三妖怪が集うところ‥いつも
ナニかが起きるのだ。

話を終え‥ケータイを切ってふと空を見ると‥
いつのまにか雨があがって‥西の空がやや明るくなっていた。
遠くの山並みが‥見えている。


 200907012100.png
                     参考資料:国土交通省 防災情報
   ↑‥午後9時の降雨レーダー 



さっきまで坂を転げ落ちていた運命が‥
どうやら心変わりしてその風向きを変えつつあるらしい。


そのとき、たしかに、
この夜の‥ささやかな奇跡が始まっていたのである。






 ‥‥‥‥‥‥‥ お知らせ ‥‥‥‥‥‥‥


 すみません‥ここまで書いたところで仕事が入りました。

 記録を中断します。

 明日の棚田ホタル:第三部 [ 月光 編 ] につづく


















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