13eyesへ - 2013.09.26 Thu
>> SHINRA DEEP STORY
2013 0926 THU DAY
小話 ||||| 深淵 単独キャンプ |||||
写真に向かいナニをか想う娘を、遠くからナニをか想う父の視点?
24日 火曜日のこと、
土佐王国:王立美術館で開催されている " 13 eyes " 写真展へ。
火曜日が定休日なのだ・・というオッカー司令官、
だから火曜日に行こうよ・・と駄々をこねるオッカー司令官、
この毎年恒例 13eyes・・
昨年まではその写真展期間が水曜日〜月曜日と、
なんでか火曜日だけがシカトされていて、
ひとり家に残って涙を拭いていたオッカー司令官だったのである。
ま、まぁ〜、んなら しゃ〜ないな・・と、
平日出撃となったにもかかわらず
いつでもどこでも行っちまうぞ女 メロディ:オモカワン女史が手を上げ、
もうひとりの火曜定休日男:オオオクマンダーも参戦となり、
さらには、天使の采配か、はたまた悪魔くんの企てか?
家を出る10分前のこと、
起きてきたばかりで髪ぼさぼさの娘アスナロアスナが、
" じぇじぇ、たまたま今日、わたし休みなのよ "
と、わずか5分で身なりを整えてスクランブル発進。
あの、世界を震撼させた " 平成の父娘世界大戦 " のあと、
はじめての、久しぶりの、娘とのお出かけとなり
父、ちょっと緊張する。
と、フタを開けてみれば、
息子ダイキを入れて総勢6名もの襲撃部隊となり。
にわか談義室となった壁の1画、註:ヤンキーではありません。
その13eyes 写真展、もう何度目になるかな?
いつものメンバーの写真家の方々の写真を、
毎年1回ペースと言えども、こうやって継続的に観つづけられるのは、
こちら客席側にある身にあっては
ふふっ、とっても " 実に興味深い " 舞台なのである。
おぉ!
◎ こん人はガラリと変えてきたか・・ふ〜む、ほぉ〜。
◎ あれ? この人、いつものテーマ だ・け・ど・・
今回はこれまでに増してナニか惹かれる が・・ナニがちがう?
◎ うわっ! こ、これは・・・ なるほど(沈黙)。
◎ もしかして・・迷ってる?
◎ はて? ・・この写真はどう観る?
わたしの知らないコトをこの写真はナニか知ってるのか?
◎ ややっ・・まいりました・・(礼)。
・・などなどと、
まっこと自分勝手な想いを心内に展開しつつ
一種の挑戦を受けて立つ心構えで
次から次へと皆さんの作品群に歩みを進める時の流れは いとをかし。
||||||||||||||||||| 暗室の幽霊 |||||||||||||||||||||||
写真って、モノゴトを記録するひとつの手段だけれど、
今、あらためて思うに自分は、
" 見えるもの " って、ただただソレが見えているではなくて
その対象が心に写るときには自分の脳内感性プログラムソフトで
レタッチされているのだな・・と。
その感性センサーを豊かに、かつ切れ味鋭く研ぎ澄まして、
またそれを表現しうる技術を身につけてはじめて写真はただの記録モノから
チカラを放つ表現となり得る?
撮る以前に、ふだん・・
世界を、よく見て、探索し、感じ、発見して、それを収穫して
対象のもつ磁力的な芳香を絞り出し、蒸留して、
そのフレッシュな収穫物を脳内ソフトに上書き保存して、
そうこうしているうちに、知らない間に発酵熟成がすすんで・・
ある日、唯一のワインの一滴が落ちる。
そういう風に写真が撮れたらいいのにな、
そんな手土産をいただいた今年の 13eyes のことでありました。
13eyesのみなさん、
それぞれに味わいあるワインの一献、いただきました。
サヌキ小隊を代表してここに御礼を申しあげたく候。
またこれから1年、
2014年モノの収穫を楽しみにしています。
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