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2017-07

KSB隊 Vol.5 三鈷峰 登頂記 - 2012.08.07 Tue

       |||||||||||||||||||| 四 国 辺 境  ||||||||||||||||||||

             

         天狗陰陽暦
      2012 0808  


        
七日巡り:水の日



  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ *** ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥


三鈷峰 一日目の夜、
最初に寝床についたのがオッカー司令官で、午後10時過ぎ。

 ちなみに彼は、平地での日常生活において
 日付がまわるまでに寝ることは滅多にないのだが、
 山に入ると " とても良い子 " になるのである。

夜の撮影を終えたKSBクルーが小屋の灯りを消したのが11時。
そして私は 0:00 をまわる頃までひとり外で遊んでいた。

20120724sankoho3427.jpg

そして・・
翌朝のわれわれの起床予定時刻は午前4:00。
この朝にもっともおそく、ごそごそと這い出てきたのは、
やはり深夜の遊びが過ぎた私であった。

日の出も良かったのだけれど、
朝の暗いうちから慌ただしく撮影準備を進めていた取材クルーが
明るくなる地平線を見つめるどこか宗教的な静けさで立ち尽くす
空を切り取った黒いシルエットに魅入ってしまった。

20120724sankoho3436.jpg

そして、あのですねぇ〜
ここのお花畑はですねぇ〜

20120724sankoho3440.jpg

この早朝の光が照らす " ほんの数分間 " が、
もっともみずみずしく活き活きとキレイに見える・・ことを
発見してしまった。

ここのお花畑を訪れる登山客は多いけれど
厳しい山行と、水と、トイレの問題のために泊まるものはなく
ほとんどの方々が、この朝のたった数分間しか見えない景色を
知らないはずである。

20120724sankoho3547.jpg

お花畑を高き低きに飛び回る " アサギマダラ " を目撃。
どこかでいつかずっと会いたかった蝶である。

この蝶:アサギマダラは、
あの北米大陸を赤道からカナダまでの長距離を、数世代をかけ
" 渡り " をすることで有名な " オオカバマダラ " の近縁種。

最近の調査でこの日本のアサギマダラも、
どうやら沖縄近辺の南西諸島から九州、四国、中国エリアを通過し
未だ未知なる北の目的地へワタリをしているらしいことがわかって
きている。

ここのお花畑で、長旅の疲れを癒し、
花々の蜜で、次なる長旅への体力をたくわえているのだろう。

まさか、この日こんなところで会えるとは。

  *** アサギマダラ ***

鷹の目で獲物を撮るホークアイ:カメラマン:モリタン氏が、
花に蜜を吸うこのアサギマダラを、
奇跡的にレンズ前ほんの十数センチの距離で撮影に成功していた
ようだが、TV の ON AIRで使ってくれるだろうか。


    20120724sankoho3559.jpg

午前 8:00 時、ふたたび三鈷峰頂上を目指して小屋を発つ。


20120724sankoho3570.jpg

前日は真っ白なガスで視界がきかなかったため、
この日あらためて臨んだ頂上での撮影。

20120724sankoho3573.jpg

きっぱりと澄み切った大気のおかげで
見晴らしがきき、また自分の歩いているところの高度感が
怖いほどに凄い。

20120724sankoho3579.jpg

山頂で " さらなる良きシーン " に想いを巡らすオギノワン氏。

その向こうの遠景の、ずっと歩いてきた尾根道の先に、
一夜を借りたユートピア小屋が、ちいさくポツンと立っている。

20120724sankoho3592.jpg

山頂から遠景を狙うカメラマン:モリタン氏。
彼が絶えず、それをいかによく録るかというプロ意識で
世界を探求しているらしいことが、
近くにいていつも強く感じさせられましたな。

セオーくん、
君もあの三脚を背負ってかなりキツかっただろうに
弱音をことばを一度も吐くことなく、よくがんばった!

 ・・・・・ 分岐点 ・・・・・

さて我々が頂上での撮影に追われていたころ、
オッカー司令官はわれわれと行動を別にして
あの帰路に越えなければならない崖っぷちのザイル支点確保のため
ひとり単独で、難所:砂すべりへと向かい歩いておりました。

さて、下のこの写真ですが・・

20120724sankoho3563.jpg


この景色のどこかに、砂すべりへと向かうオッカー司令官の
その姿が写っているのでヒマな方は探してみてください。

 クリック拡大したほうが探しやすいです。


 |||||||||||||||| 難所:砂すべり
||||||||||||||||

20120724sankoho3612.jpg

KSB登頂クルーは山頂をあとにして、
およそ40分後上宝珠越ポイントにてすでにザイル下降準備を終え
待っていたオッカー司令官とランデブーのち、

そしてにわかに緊張感が漂いはじめた最終ミーティング。
いよいよ難所の砂すべり崖っぷちへと向かう。

20120724sankoho3618.jpg
  ↑:
ここからは、私の指示を最優先します。

本番を数日後に控えたある日のグランパース前線基地
GP-KSBミーティングにおいて

一週間前に下見登山を終えてから
ずっと三鈷峰山行ルートを再検証していたオッカー司令官は、
いくつかの考慮すべき課題をオギノワン指揮官と協議したらしい。

 水、トイレの問題はどうにかなる。
 ルートはキツいですが、
 ミーホ・レポーターとあの撮影スタッフならやれるでしょう。

 ただ一カ所、
 この砂すべりに向かうポイントはザイル下降が必要で
 当然リスクは大きくなるが、

 オギノワン氏よ、いかに?


    20120724sankoho3626.jpg

オギノワン氏、答えて曰く。

  うむ、そこは・・
  
    ぜひ撮ってみたい。


彼のひとことで、今回の山行で私たちだけが経験した稀に見る
デキゴトのすべてが約束されたようなものだった。

オッカー司令官も、ならばよし・・っと心涼しく頷いたが、
遠く大山の神々も遠く彼方で微笑んだことだろう。

20120724sankoho3632.jpg

ミーホ・レポーター決死の下降シーン撮影のため
下からの撮影に備え、先行して難所を下る撮影スタッフ。

写真左上には
ザイル一本 みなの命を支えるオッカー司令官。
オギノワン氏がハンディカメラで上部に位置をとる。

さて、陣営は整った。

 行こうか、ミーホ!

  20120724sankoho3655.jpg


きっと怖いだろうに、気後れすることなく

ひとつひとつオッカー司令の声を頼りに手を出し足を出し
崖っぷちにとりつくミーホ・レポーター。

一度だけ足場をはずしカラダが大きく振られて、
見守っているスタッフたちの心臓をピシっと凍りつかせたが

オッカー司令官のザイル確保は揺るぎなく、
彼女もビビることなく順調に下降をつづけて、笑顔で着地。


       20120724sankoho3659.jpg

ほぉ〜 この娘は!(驚)

TV画面で見るのとは違った、人知れず微笑んでいるその笑顔は
とっても魅力にあふれている。

 この娘のまわりを照らす天然性明るい雰囲気放射性は、
 " ホンモノ " であるな!

・・と感しきり。


  20120724sankoho3667.jpg


20120724sankoho3675.jpg

難所をクリアしてもまだ危険の高い場所に変わりはない。
まさに現在進行形で山が崩壊しているガレ場を下る。

万一のことを考えたオッカー司令の指示で、
ザイルでつながれ引かれるように歩くミーホ・レポーターの姿は
まるで子犬の散歩のようで ( 失礼 )、

 ・・・ちょっと笑える。


20120724sankoho3695.jpg

そのガレ場を越えて、

  ブナ林の樹林帯に入り・・

20120724sankoho3702.jpg

午後2時20分、
とうとう我々はあの出発地点となった大神山神社に帰り着く。
このあと現地解散となりKSBクルーと別れて家路へと向かう。

このチームでの任務を終えたときの帰りには
いつもそうなのだが・・

身体の疲れとは逆に、
心の状態はますます高ぶるハイな状態へ、さらに上昇中となり
オッカー司令官との笑いが絶えない帰路の車中となる。

きっと、彼らがみな、
いい仕事をめざす、気持ちのいい人たちばかりだから・・と、
いつも話はそこへ行き着く。


  ・・・ *** ・・・

さて、とうとう・・というか、やっとというか、

この取材記もここに完結のときを迎えてしまったが
これだけ長くなっても、まだまだ書き足りない気分で
キーボードに向かっている。

ほんとうにいい山行だったなぁ。
いい山に、いい連れに、恵まれた日に・・稀有なる景色。


  ・・・ 絵巻 補足 ・・・

最後に、ちょっとだけ妖しき話になりますが、、

なにか、それが、
大山に宿りし神々なのか精霊なのかわからんが、
とにかくそういうしかないナニカの、彼らの、存在感を、
時折にちょっとだけ背筋で感じた・・ような気がした。

いや、別に怖いものでもなく、
一緒に遊んでハシャいでいるような " 空気 " でしたな。

いや、それを・・
超自然的なこととして説明したいわけではなく、

あの満天の星空の下のホタルとの出会いを経験すればですねぇ
人間って誰でも・・何かに、誰かに、何者かに、
感謝したい気持ちが生まれてくるということなんでしょう。

まぁ〜それがナニであっても誰であっても、
とにかくここであらためきちんと御礼を述べたい次第である。

では、わたくしが、

グランパース & KSB 登頂取材クルーを代表して・・


 ||||||||| メッセージ 本文 ||||||||


 とても楽しかった、ここにまた来よう。

 どうも ありがとう。

 OVER.






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● COMMENT ●

No title

いいなぁ~♪
めっちゃ楽しそう~

つきましては9/15棚田コンサート
越智先生チケット売ってるんですか?
お持ちでしたらキープお願いしますm(__)m

ミーホレポーター

ミーホレポーター、ステキですね!
その明る根性のファンになってきました。

ああ、自然と遊びたい!

No title

えぇ、むっちゃ楽しいところですが、ちょっとアプローチがキツい。

コンサートのチケットですな‥‥了解しました。
ちょっと吉延の田岡さんへ問い合わせてみますのでお待ちください。

ミチエールさんへ

そうそう、明るい根性!
それが彼女の天然性と相まって、なかなかイイモノになっていますな。
一緒にいて気持ちがイイ。

この夏に一度はキャンプに行きたいですなぁ。
この社会、大人って・・タイヘンです。


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