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2017-08

子ども収容所 - 2012.11.22 Thu


     
2012  1122   THURS DAY
 
        小話  
||||| 子ども収容所
   |||||

 

    20121118merody0372_20121122084019.jpg  

    もぉ〜歩けないよ。

      そぉ〜かぁ〜! うん、まず立ってみよう!


たとえば、あなたが‥
その頭数40ほどのかわいい子どものハムスター、または小鳥のひな、
もしくは子犬たちを、託されたとしましょう。

この子らが、社会の中で愛され、立派に立ち、
皆に受け入れられるように‥と、さまざまなる家族から託された
動物の子どもたち。

さぁ〜 けっこうな数の子どもたち、
彼らが健康で心安らかな‥そしてときに社会の中で役立てるようにと
育てるために‥、さて・・あなたは、

彼ら幼き子らを迎えるにあたって、
ちょっとここで想像力をふくらませてください。

彼らのカラダを健やかに、そしてココロを育むために
どんな場所を用意して、そこでどんなコトを彼らにしてあげましょう?

でも、なんだかタイヘンそうだけど、
ちょっと来たる楽しい日々が待ち遠しいような気がします。

なんと言っても " 動物の子どもたち " って可愛いでしょう?


     20121118ren0757.jpg
    
    ちょっとワルと言われてるレンの ココロのシルエット

彼らハムスターや小鳥、そして子犬たちは、
あなたの手によって、あなたとともに喜怒哀楽あふれる日々を過ごして
世界へ巣立っていくことでしょう。

  ・・・・・***・・・・・

ところが、

ある動物の幼き子らだけは、ちょっとちがう日々を送ることに
なってしまいました。

 彼らは、まず、
 狭いコンクリートの部屋に40頭ほどずつ入れられて、
 1日のほとんどの時間座ることを強要されます。

 許しがないかぎり
 声を出してはイケマセン。
 動いてもイケマセン。
 笑ってもイケマセン。

 朝から夕方までお日様が出ている時間は、
 この小さな部屋の中で、ずっと座っていなければなりません。

 雨が降っても、雪が降っても‥
 きれいな青空がひろがっていても、その空に虹が架かっていたりして
 外を眺めていたりしたら怒られます。

 友だちと戯れる時間はほんのちょっとあります。
 でも、あまり騒ぎすぎると怒られます。

 陽が沈むころ、やっと小さな部屋から出ることができますが、
 でも真っ暗になるまではまだ家に帰れません。

 夜になって家族のもとへ帰ってきても、 
 エサを食べたら、また小さな部屋へ入って座ることになります。
 あとは寝るだけの毎日、

 あっ、一年を通して彼らに " お休みの日 " はありません。

 そして、この広い世界とほとんど関わりをもたないまま‥
 彼らは これから成体になるまでの、
 12年間 という長き期間を、
 この小さなコンクリートの部屋の中で、座って過ごすことになります。

 この幼生期、他の動物たちとちがって、
 彼らが家族とともに居る時間はとっても少ない。


 |||||||||||||||||||| 野生動物保護局 ||||||||||||||||||||||
 

 こんな幼生期を過ごすことを強いられている動物が何か?
 いまさらに言わずとも、聡明なる皆様はお気づきのことと思う。

 その動物は、
 この地球上でもっとも知的な進化を遂げた種であると言われているのに
 これがその聡明なるはずの生物種の子育てなのだろうか。

 どんな生き物であっても、
 狭い空間に、多くの個体を詰め込んで、長期間 飼育すれば、
 そこでは、社会的衝動が多発することは自明の事だ。

 40匹の子ネズミを
 縦80センチ、横50センチの箱のなかで飼うとしたら、成長につれ
 そこでは‥目を覆いたくなる事態が起きる。

 私たちの子どもらが過ごすそこは、どちらかと言うと、隔離施設、
 もしくは矯正施設のようにも思えてくる。
 もしくは‥収容所。

 子どもらが成人するまでに関わるの大人は、
 親は当然として、あとはほぼ " 学校のセンセイ " だけに限られている
 というのは、どう見積もっても歪(いびつ)な社会環境に思える。

 そもそも、子育ての責任を担い育み、
 そこには責任・義務といった堅苦しいものなんかではなくて
 心からそれを望み楽しむはずの人類の親たちが、なぜ、
 学校という箱モノに我が子を預けてしまわなければならないのか。

 
 ・・・・・・・ *** ・・・・・・・・

 今日のコトは、
 ものごとを、ある1方向から見た一面に過ぎないことは承知として
 なお、その一面は、そのものの本質を表している。

 このわれわれ人類の子どもらが、
 成人になるまでに過ごすこの、物理的もしくは精神的空間の狭さは
 筆舌に尽くしがたい。
 
 
 学校では扱いにくい子どもとして扱われているらしく、
 自身もセンセイを敵視してはばからないレンが、
 先日の登山のおりに見せた、とても人間らしい所作、

 シュースケが言った、
 これまで家も学校も、退屈で死にそうだったという言葉、

 彼らの言い分は、彼ら子ども一族の言い分として、
 我ら大人たちは・・心しようね、みんな。





 

 

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