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エノモト邸へ - 2013.10.17 Thu

  
    >> SHINRA DEEP STORY

      
2013  1016 WED DAY
 

     小話  
|||||
エノモト邸 雜木基地へ |||||


  20131016enomoto4673.jpg


 水曜日の午後、
 丸亀駅で、我が娘と、フィアンセ(むむっ)のキサカ君をあわただしく
 ピックアップして、一路 瀬戸大橋をわたり向かうは榎本邸:雑木基地。

 ほぼ 1年ぶりくらいになるかな。
 迎えてくれたのはエノモト元帥、お元気そうでなにより!

 元帥がまず案内してくれた離れの工房では、
 はや薪ストーブに火が入っていた。

 10日後に倉敷にて個展を開くとのことで、
 作品の仕上げのかたわら、今日は半日をかけて案内状を書いていたとのこと。

 エノモト元帥の案内状の宛名は、
 いつも、すべて、かならず、元帥自ら万年筆による手書きである。
 そしてたいてい余白に " ひと言 "が添えられていて心温かくなる。
 

 20131016enomoto4674.jpg


 場所をリビングに移って、
 日中人気のなかった部屋はひんやりとして、ならばとばかりに
 ここの薪ストーブの火入れは私が買って出た。




 20131016enomoto4716.jpg


  10年ほどまえのことだったか?
  この赤い妖怪玉は、岡山:後楽園で開催された芸術祭に出品していた
  エノモト元帥の作品群のひとつなのである。

  年月を経てひび割れて、なんとも妖気が漂う風合いになってきている。
  こ、これ・・ほしいな。



 20131016enomoto4696.jpg


 この日、わずかばかりの時間をとってエノモト邸を訪れたのには
 とても重要な ある目的があってのこと。

 というのは、

  来年に結婚する我が娘に、
  私と家内から、ある特別な贈り物を考えていたのである。

  それは・・いずれ新居に座して、
  それから長い年月を家族とともに過ごすことになるであろう、
  リビングに座する " ダイニング・テーブル " 。

  できうるならば、
  それを、尊敬するエノモト元帥の手になるもので贈り物としたい、
  との想いが、積もりに積もって今日のこと・・

  娘とフィアンセ(むむっ!)を連れての、
  正式に制作依頼に上がったという日だったのである。

 

     20131016enomoto4708.jpg

    日が落ちる頃、一羽のチャボが窓の外の樹へあがってきた。
    聞けば、ここが彼女の寝床・・なのだと。
    やはりここは不思議な空気ただよう場所である。



 この日を迎えるにあたり、
 前もって電話にて依頼を打診し、快く承諾していただいていたのだが、
 かなり緊張していたこの日のわたし。

 親しくしていただいているからこそ、
 ここで礼儀を逸してはならんぞ・・という覚悟在り。

 というのも、知る限りにおいて
 エノモト氏の作品ともなれば、大きいものでは三桁万円という相場、
 対してわたしが今回用意できる予算ははるかに及ばない。

 そこを、無理を言って甘えさせていただくわけなのだが、
 かといって " 甘え " に甘えてはいけないぞ・・という内なる声が厳しいのよ。

 まして、創作的な至高の作品を追求するエノモト氏に対し、
 あろうことか、日常生活的なシロモノをコチラから無理に依頼するのだから
 やたらと緊張増すばかり。
 
 でも、しかし・・

 これから娘が一生を、旦那や生まれてくるであろう子どもたちとともに
 ときに友人を交えて、毎朝毎晩に集うことになるダイニング・テーブルを、

 年月とともにキズや傷みさえも風雅にまとう無垢の木のテーブルを
 エノモト氏の手になるモノで成すことができたら・・という願いは、
 親として、どうしても譲れない想いとなり。

  失礼は承知の上で、真摯に気持ちをのせて
  礼をもって向かうしかあるまい・・と。



 20131016enomoto4720.jpg

  エノモト元帥のご友人がつくったというペーパー・プレーン。
  大きさは翼長:5センチほど。
  紙でつくってあるのだが、にわかには信じられないほどリアルな模型!


 そして・・薪ストーブの火もおちついてきたころ、
 座したエノモト元帥に向かい、我が一族は姿勢を正して依頼を献上。

 そして静かなる夕日の落ちる部屋にて、
 エノモト元帥より 快き返事をいただくこととなり。
 


  
 20131016enomoto4758.jpg


 かなり暗くなってきたころ、
 まず、中3生になる快男子;クーマが帰宅。

 クーマは、家と学校を40分近くを徒歩で通学しているとのこと。
 驚いたことに彼は、なんと本を手にして読みながら歩いて帰ってきた。
 平成の二宮金次郎か、オマエは。
 
 そして、雑木林もどっぷりと暗くなったころ
 奥さまのセイコさんも帰宅。

 みなで夕食を囲んでの楽しき宴席となり。



 20131016enomoto4725.jpg

  コレはエノモト氏による、個展に出品する作品のひとつ。
  手掘りによる削り出し、漆仕上げの " ぐい呑み " ・・である。

  ぐい呑はエノモト氏の定番作品、
  年月とともに少しづつ立ち姿がかわってきていて楽しい。
  わたしは家内とともに " 2つ " 所有している。

  お酒をたしなむ方にはぜひともおすすめしたい。
  粋に酒を楽しむという " 気 " が宿りますぜ。


 
 すべての任務を終えて、月明かりに浮かぶ雑木林のなか夜の10時ころ、
 エノモト一家に見送られて帰路に立つ。

 この日を、
 ダイニングテーブルが生まれんとして始まったこの日を
 
娘とフィアンセ(むむっ!)とともに過ごせたことは幸いなり。

 彼らにとっても忘れられない一日となってくれたら。



  ||||||||||||||||||||| いいコトばかりじゃないぞ |||||||||||||||||||||||


 しかしまぁ〜・・なんですなぁ〜。

  それはエノモト邸のリビングにて、
  お茶を用意しましょうかと買って出た我が娘がキッチンに立ち、
  んじゃ〜手伝おうと並んで立つキサカ君との、
  ふたりの後ろ姿あり。


 20131016enomoto4681.jpg


  ちょ、ちょ・・っと、きみたち、

  あ、あ、あのなぁ〜・・

   ん〜 ・・・・・・ はぁ〜 (ため息)

   心おだやかならざる父は、
   ただただオロオロするばかりでありました・・とさ。

   


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● COMMENT ●

天狗さんへ

おめでとうございます
良かったですね
いや 父親の立場は・・・
複雑ですよね
ワタシの父は ずう~っと家にいていいよ
と言っていましたからね
でも ご両親から
素敵な テーブルのプレゼント
いいなぁ~!!
いつも 楽しいblog
読んでいると つい引き込まれてしまいます

まりもさんへ

まりもさん、岐阜からの通信ありがとう!
新天地でも、おとろえぬばかりか勢いました感あるまりもさんのブログ通信、
楽しみに拝見しています。

どうかこれからも、こんな妄想日記ではありますが、
楽しめていただければ・・。


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