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2017-05

クライマー列伝:初心編 - 2013.11.13 Wed

  
    >> SHINRA DEEP STORY

      
2013  1113 WED DAY
 

    小話  
|||||
クライマー列伝:初心編 |||||


 20131112rockcliming6280.jpg


 この秋?一番に冷え冷えの朝になった火曜日のこと・・

 よりによってこの寒〜い朝、
 それもまだ陽が昇らない暗いうちに起床・・一路グランパース前線基地へ。
 午前5時30分という、年に数度あるかないかという殺人的集合時間である。

 集まったのは、オモカワン女史とヒロセクス女史。
 この日はサヌキ五色台の山中にある "岩の壁 " を攻略するのである。
 岩壁登り・・まぁ〜 ロッククライミングである。

 わたくし、御年54歳にして・・
 もうこんな歳になってしまっては " 初めて経験するコト " は滅多にないですが、
 生まれて初めてのロッククライミング挑戦となったのである。


 20131112rockcliming5826.jpg


 実は毎週火曜日の午前中は、
 グランパース前線基地メンバーの中でも最古参でもあり相当の登山者にして
 その職業は外科医という Dr.Kagawa 氏のクライミングトレーニングの日で、

 われわれは、そのふたりの登攀訓練に、
 えぇ〜、それはオモシロそうだとアワよくばと便乗した " 相乗り " メンバー。
 ハッキリ言って " 身のほど知らずな野次馬 " なのである。


    20131112rockcliming6255.jpg


 あらためて言うまでもないが、
 オモカワン、ヒロセクス、ともにウルトラ超ビギナーズ。

 岸壁登攀:本気トレーニングの 重荷・迷惑・足かせ・邪魔 になることは
 誰の眼にも明白であったが・・Dr.Kagawa氏はこれを快く承諾、

 そのクライミング:プロとプロ級ふたりと
 幼稚園児にも等しいビギナー3人、総勢5人で向かったのは
 15m〜20mほどの " ほぼ垂直 " な岩の壁である。

 オッカー司令官によれば " 傾斜角70度くらい " だそう・・だが、

 いざ! その壁の真下に立って上を見上げれば・・
 あなたねぇ・・それは、
 もう絶対体感的には " 傾斜角100度(垂直以上?)だろう " と
 叫びたくなるような 絶望的垂直岩壁。

 壁を見上げた私のファースト・インプレッションは・・
 
  こ、これを 登る・・のは・・(ドキドキ)
  ちょっと・・(ゴクリ)無理っぽく ないですか
(汗)。




 20131112rockcliming6142.jpg


 やや腰が引けつつ・・
 オッカー司令や Dr.Kagawa 氏らの危なげないお手本登攀を眺めていたら、

 う〜む、なんだかデキるかも・・
 などとすぐに嬉しくなってしまうのは、これはもうなんですなぁ〜、
 " 私の持病 " なのかもしれない。



 20131112rockcliming5835.jpg


 順に みなの登るのを観察していて、
 目が岩に慣れてきて、割れ目や出っ張りなどがはっきり見えてくると、

 うむ・・なんだかイケるぞ!
 
などとすぐにウヌボレてしまうのは、これはもうなんと言いますか、
 " 私のキャラ " なのかもしれない。


 20131112rockcliming6046.jpg 



 そうしてとうとう私の出番となり。

 オッカー司令官に我が命をあずけ、いざ岩にとりついて・・みたら、
 数メートルも行かないうちのこと・・

 次に手と足を置くところが " 見つからず "  進退極まり、
 どうするのよ? ・・なる焦燥感が圧力限界に達し、

 うわぁ〜怖っ! 岩の壁って・・凄いぞ!
 などとすぐに我が身の無知を感じつつも楽しめてしまうのは、
 これはもう・・ " 私は本当にバカ " なのかもしれない。




 20131112rockcliming6175.jpg


 クライミングに必要な道具の数々は、
 どれひとつをとっても、ファッション性や流行りとは無縁なもので、
 それはもう " 機能 と 丈夫さ " だけを追求して形となったものだが、

 そういうモノって・・
 男ごころ・・ばかりか、女心をもくすぐりかねない魅力を放っている。
 質実剛健を洗練しつくした末にあるモノなのである。

 ふだん縁のないモノながら、
 発作的に " 欲しい! " 衝動に駆られる私は・・いったい・・?



   20131112rockcliming5995.jpg


 


 20131112rockcliming5921.jpg


  Dr.Kagawa 氏によるロープワークのにわか講義である。

  見よう見まねでアレコレしているうちに、
  オモカワン女史の振る舞いは少し変になっていた(涙)。



   20131112rockcliming6323.jpg


   ↑ この写真がもっとも現場の空気を写しているだろうか。

   画面の左上の、赤い人影はヒロセクス女史の勇姿。
   半月ほど前に北アルプス:剣御前小舎の半年勤務から帰還したばかり。
   その、おそるべき潜在能力はこの日も遺憾なく発揮された。


   20131112rockcliming6375.jpg




   20131112rockcliming6034.jpg

 
   オモカワン女史の登攀シーンである。

  同女史は、とにかくよく喋りながら登る。
  いや、アレは喋っている・・というよりも悲鳴に近いか?

  その悲鳴実況中継付きオモカワン女史のアタックは、
  見ている者に、涙と笑いを誘うのであった。

  どんなに悲鳴を叫ぼうと、
  ちょっとやそっとでは降ろしてはくれない・・それがグランパース教室。

  泣くな、オモカワン!

    結局 登れたじゃないか(笑)。



   20131112rockcliming6239.jpg





   20131112rockcliming6302.jpg


 この日は日が上がっても気温はあがらなかった。
 岩場の待機エリアは木陰なので余計にカラダが冷える。

 オッカー司令官などは、
 カラダを温めるために・・と、ルート一本を登って行ってた。

  

 20131112rockcliming6410.jpg

 
 登りつめた岩場の上からは高松市街につづく町並みが遠望できる。
 20131112rockcliming6457.jpg


 山のふもとから遠望した " 岩場 " が見える。

 ありゃ〜下から見ると、あの心臓ひきつる圧倒的な存在感の岩場が
 なんとささやかに見えるもので・・



  |||||||||||||||||||||| クライマー列伝・初心編 ||||||||||||||||||||||||||


 昨今流行りのフリークライミングでよく見る人工の壁がある。
 グランパース前線基地にも訓練用の壁が4面あって、わたしもよく登ったが、

 自然の岩壁に登って見れば、
 アレとコレはもうまったく別種のモノである。

 何が決定的に違うか?

  人工の壁は、人が故意に難しく作ったモノ・・で、
  自然の岩壁は、本来人間の思惑などとは縁のないモノであるがゆえに、

  自然の岩は、
  ゆえに、より困難で、より優しく、より非情で、かつ気品があり、
  つまりは純粋で " 清い " 。

 人工の壁に対しては " 対戦 " になるが、
 自然の岩に対しては、アレは一種の  " コンタクト " でありました。

 もっと上手になったら、
 " コミュニケイト " できるようになるでしょう。

 オッカー司令!

   また 私を 岩に 連れてってね





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