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2017-06

夏の夜の親族キャンプ - 2014.09.04 Thu

  
    >> SHINRA DEEP STORY

      
2014  0904 THU DAY
 
   小話  
|||||
夏の夜の親族キャンプは・・  |||||


  20140831mibuchi8656.jpg

      早朝 午前6時半 目覚めてテントから外をのぞくと
      焚き火にまどろむ次男:ユウの姿が見えた。
      実は彼は・・



 8月の最終日に・・
 すなわちそれは夏休みのおわり(こどもに限って・・だが)。

 わたしの5歳上の兄貴の、子どもたち男3人+αの依頼を受けての
 深淵キャンプへ出撃した。

  " 子ども " とは言っても、
  長男:ケイは33歳、次男:ユウが30歳、三男:アツシが24歳、

  つまりは、みな もう いい大人なのである。

 彼らはざっくり言って " 東京 " に住んでいる。
 詳しく言えば、兄貴の家は神奈川の相模原なのだが、甥っ子三人衆はみな
 東京方面でそれぞれ自立して生活している。


  20140831mibuchi8892.jpg

     今年も 清廉なる流れが 
     音もなく輝き 流れていたのである。
     その水温はまさに氷水、 

     さて・・野郎ども! 行くか?



 彼らとは赤ん坊のころから
 愛媛の実家へ時節の折々によく帰省していたから
 年に一回は顔を合わせてきた・・かな?

  ちなみに私は、
  彼らからは " コージ おじちゃん " と呼ばれていてちょっと気恥ずかしい。
  おじいちゃん・・じゃないからね。

  そんなまだまだガキンチョだった甥っ子たちを
  エエとこ連れてってやろうと、よく山や渓流へキャンプに誘っていた。

 そしてのちに、彼らが成人になってからも、
 夏になると電話をくれて " 今年もキャンプ行けますか? " との
 ウレしき依頼が毎年に届くのである。
 
 それがここ5年ほど、たまたま機があわずキャンプができなかった。

 それでも彼らは夏に実家へやってきて、
 なんとか安いキャンプ道具一式を買い揃え、レンタカーを借り、交代で運転。
 自分たちだけで四国をあちこち回っていたよう。



  20140831mibuchi8813.jpg

   冷たき流れを渡る甥っ子三人衆・・じゃないぞ、 あれっ?
   まんなかの1人は・・



 そして今年のこと、8月に入るや依頼の電話あり。
 彼らの希望した予定日は、今回はわたしの日程も文句なく
 久しぶりの親族キャンプ出撃となり。

 
   
   |||||||||||||||||||||||||||| 親族キャンプ同盟 |||||||||||||||||||||||||||||


  実はキャンプ決行日の2日前の夜になって
  長男:ケイから 電話 あり。


   コージおじちゃん、
   実は・・急なんですが、1人増えるんですけど・・
   エエかな?


     あぁ〜・・1人や2人増えてもキャパは余裕だ。
     心配は無用・・だが、

     はて その1人とは 何者なりや?


   えぇ〜・・オレの・・彼女 なんです。

     ん? ・・・・・???
   
         か、の、じょ? ・・・・ 彼女?


  聞けば、その彼女に夏のキャンプに行く旨を話したら
  ぜひ行ってみたい・・と言うのだそうで

  トイレは森のなかで・・と言っても、ニッコリ OKで、
  虫もいるぞ・・と言ってもニッコリ OK。

  ならば と、同伴を決意したものらしい。
  
     う〜ん・・同伴ってことばに、
     ちょっとイヤラシさを感じるのは 私だけ?
     わたしだけ・・か(汗)。


  森のなかに座ってのトイレにひるまない東京の女性・・か。
  う〜む・・よかろう。

   (注:ヘンな下心妄想ではなく、その覚悟に・・ですからね )

  これは受けて立たねばなるまい。


    おぉ! 東京の娘っ子にあってなかなか見どころがある。
    オマエの彼女とやら、迎え入れようぞ。

    して・・彼女は歳はいくつよ?


    あ、あのですねぇ〜・・
    そ、それが・・ 彼女は 19才 なんです。


    えっ? ・・・・・(沈思黙考)


  20140831mibuchi9007.jpg



  20140831mibuchi8860.jpg



 ひさしぶりの甥っ子たちとのキャンプ。
 みなで重い荷物を運び、テントを設営して、火をおこし、
 暗い闇がせまる森のなか
 飯の準備をしていたらかなり激しい雨に見舞われる。


   野郎ども! 
   雨もキャンプのうちだ・・ははっ!

   心配するな。
   こういう時のためにだなぁ〜・・ちゃんと タープ を用意し・・
   用意している・・はず、なんだが・・

   アレ? ぼくのタープは ・・・と。

     ・・・・・・・ うむ。

     どうやら 忘れてきたらしいぞ・・ははっ!



  20140831mibuchi8953.jpg

 

  20140831mibuchi8909.jpg

    う〜〜む・・・・・こ、これは、 
    どこか胸深くにある記憶がくすぐられる光景。
  
    まったく! 見ちゃおれんが見てしまう微笑ましき一景かな。


  とりあえずだ、長男:ケイの彼女を通称:レイ19 と呼ぼう。

  なんだかサイボーグみたいな呼称になってしまったが、
  実際のレイ19さんは、いつも微笑むオーラを放っているような
  小柄で愛くるしき女性だった。

  その若き年齢に似合わず人当たりがやわらかく
  気負いや緊張、偽装言動がまったく感じられない素直さに好印象!

  若いのになぁ〜 ・・・と、
  ふと思い当たるところあってレイ19さんに聞いてみた。


   君は 兄弟姉妹が多いんじゃないか・・な?

     え?  は、はい・・ 。
     わたし 7人兄弟(姉妹)で 長女なんですよ
(微笑)


  わたしの推理は当たってはいたのだが、
  真実は予想をはるかに超えていて、なかなかのオモシロき好展開の
  そんな様相を見せてきた出会いであった。


  20140831mibuchi8876.jpg
  
   飛び込み一番手は さすが 長男ケイが決めた!


  
  深夜 雨も上がり・・日付も変わったころ 星も見えてきた。
  ずっと焚き火を囲んでここ数年の空白となった時間を互いに語る。

  焚き火の明かりに照らされる兄弟たちの語り合う光景に、
  ふと しみじみと浮かぶ感慨あり。

    いい兄弟たちになったじゃないか!

  思えば彼らが子どものころ、長男 ケイはすさまじく荒れていて、
  そのとばっちりを次男ユウがモロに被っていたからなぁ〜。
  
  その兄と弟が 当時のこともネタに笑い合っていた。


     20140831mibuchi8971.jpg

      行け! 甥っ子三人衆! 男を見せろ!

  レイ19も こんな透明な水は生まれて初めて! ・・と、
  ときおりにひとり黙して流れに魅入っていた。

  いいキャンプになった・・ようだな。


  20140831mibuchi8923.jpg

   向かって右から 次男ケイ、三男アツシ、長男ケイ の背中がレイ19


  キャンプ初日の夜、わたしがテントに入ったのが午前1時半だったか。
  そのとき、焚き火には次男ユウがひとりまだ座っていた。

   ユウ・・先に寝るぞ、おやすみ。

  と声をかけてテントを閉じ 寝袋に潜り込み爆睡。

  そして翌朝6時半に目覚め、テントを開けると・・
  焚き火のそばに昨夜の最後に見たまんまの次男ユウの姿が見える。

  ????


   おぅ! おはよう ユウ!  もう起きてたのか?

   おはよう コージおじちゃん。


 わたしも焚き火に座り ふと見ると昨日に山積みだった薪がなくなってる!

   もしや・・ユウ、ずっと焚き火してたのか?

   うん・・火の番は、なんか楽しかったんや。
   あっという間に 朝がきた。

   

  うむ・・どうやら 
  なかなかいいキャンプになったようで
  おじさんはとてもウレシイ。

  来年もここで必ず・・とチカラを込めたことばを受け、
  翌日の朝 かれらは東京へ帰っていった。



  |||||||||||||||||||||||| エピローグ |||||||||||||||||||||||||||||

  
  後日 兄へキャンプの報告を電話で・・


   兄よ、彼らはイイ兄弟になったぞ。

   
そうか・・おまえがそう言ってくれるとオレもほっとする。

   歳をとるのもなかなかイイもんだな。

   ははっ・・そうだな!

    おぉ〜! 歳をとる・・と言えば・・

    オレもだなぁ〜 やっとだが、
    先日にクルマの免許 とったからな。


   ん?  クルマの免許? ・・・おぉ! よくやった兄よ!


  大都会:TOKYOでの典型的な通勤技術師サラリーマンだった兄は
  その必要性がないと言ってクルマの免許はとらないままに今に至った。
  家では姉さんがクルマでみなの送り迎えを担っていた。

  そうか。兄ももうすぐ定年を迎えるからな。
  その備えのひとつの計画なのだろう。

  兄によれば・・

    古い名車を買って、手を入れながら楽しみたい・・とな。

  実直な技術屋らしい兄のささやかな野心ではある。

  そんな老兵にエールを送ると・・

   返信: おぉ! 
       まずは明日、母さんの軽自動車に母さんをのせて
       駅までの片道ドライブを試みる。

       正直 ちょっと怖いけどな。


  
  わたしもいい兄をもったよう・・なのかな。


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