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2017-06

遺跡発掘:同窓の宴 - 2014.09.16 Tue

  
    >> SHINRA DEEP STORY

      
2014  0916 TUE DAY
 
   小話  
|||||
遺跡発掘:同窓の宴   |||||


  20140913nebuta9234.jpg

 
  天狗陰陽暦:9の13日目の土曜日

  この日、かつて遺跡発掘最前線で苦楽をともに汗を流したみなみなと
  ちょっとした同窓会の宴を構えた。

  えぇ〜っと・・ もう12年も前のこと(なのか!)
  香川でも最も重要な遺跡と名高い「旧練兵場遺跡」の発掘調査に
  召喚された屈指の発掘精鋭メンバーの皆さんなのである。

  その異例とも言える4年間もの長きにわたった旧練兵場調査にあって
  その最後の年度の調査隊は、どうやら私だけではなく皆にあっても
  なにか特別な一年になったようで・・

   2000年も古き時代の・・
   縄文・弥生・古墳時代の遺構や遺物が密集した広大なる練兵場遺跡は
   もっとも過酷かつ困難な現場と言われ

   わたしも写真記録係を担い、
   毎日毎日、カメラ4〜5台を入れたジュラルミンBOXを2個と
   重くデカい三脚を抱えて朝から晩まで現場を駆けまわり
   とにかく写真を撮りまくっていた。
   

  ときおりに時空を越えて集うのはいつもこのときのメンバーになる。

  ちなみにこの調査年度における発掘調査指揮官は
  今に信頼と熱き想いが枯れぬノブ司令官とギリガタシ司令官の
  遺跡界の暴れん坊将軍として名高い両名である。




  20140914nebuta9279.jpg


  8年ぶりになった今回の宴は、実は・・
  ナカシマ君というひとりの若き男の縁による。

  彼は練兵場発掘現場:最後の年に、
  大学を出たての嘱託調査員としてやってきた。

  その後、正規の発掘調査員とならんがため
  実地調査と勉学を重ねていたのだが、
  公的な採用枠における年齢制限が迫った20代最後の年に
  現場を離れ、受験勉強に専念すべく郷里に帰還。

  その浪人期間に、失業保険を受給すべく
  その制度上必要とされる、カタチばかりの就職活動で
  ある会社を受けてみたところ・・

   なんと! 本人も驚いたことに、
   1人枠に100人という狭き門を突破して 採用通知が届く。

  とは言っても発掘とは畑違いの分野の会社だったものだから
  当人はこのとき苦悶の決断をつきつけられたようで・・

  およそ宝くじ的な倍率の自治体における遺跡調査員の " 夢 " に賭けるか?
  それとも手中にした就職切符をとるか?

  七転八倒して悩んだ末の彼の決断は・・
  今、男として身を立てるべく手中の切符をとったのである。



  |||||||||||||||||||||||| ハローワーク Good bye ||||||||||||||||||||||||||||


  ところが・・である。
  この新しい職場でナカシマ君はいきなりにその頭角を表す。

  2年目にして店長に抜擢され、
  はたまた彼が描いたイラストが商品デザインとして採用されるや
  3年目にして製品企画なんたらかんたら長・・にも登用され、

  今年にあっては全国にあるショップに企画アドバイザーとして
  出張や会議に出席と多忙な仕事を担うまでになった。


   彼の紹介が長くなってしまったが、

   練兵場時代に嘱託職員だったナカシマくんは薄給の上に、
   早く片付けたい・・と奨学金を月々に6万円も返済にあてていたものだから

   彼はいつもギリギリの生活費で、
   現場における昼食はいつもスーパーの特売で買ったカップラーメンのみ。



  そんな苦学生?のような彼の姿に
  黙ってはいなかったのが現場のおばちゃんたち。

  誰かれが、日に日におかずや弁当を差し入れて、
  まるで我が子か孫に対するようなような手厚い保護に見守られ
  ナカシマ君は生きていた。

  そんな彼が、やっとヒマをとれることになった9月に、
  みなに会いたいと打診してきたのが8月初旬のことだったか。

  そんなこんなな縁に結ばれた宴なのだから
  そりゃもうみなみな感慨ひとしお深き楽しき宴となり。

  当時、遺跡調査現場の
  精鋭部隊として名を馳せたおっちゃんおばちゃんたちも
  まだまだ元気な様子ではおられるが、
  みなさま お歳は70代になる。

  うむ・・これは・・間を開けず宴を構えねば・・と、
  心深きに決心した酔っぱらいの私でありました。




  20140914maeba9311.jpg



 一夜をわたしの家で過ごし、

 翌日の昼時、どこか食いたいうどん屋は?・・と聞けば
 綾歌のまえば のうどんが食いたい・・と。

   ナカシマ君が学生として香川へ来て、
  当時のうどんブームに浮かれる世に対し しばらくは ケッ・・と
  背を向けていたナカシマ君を・・

  やむなくつき合いで食べたここの " まえばのうどん " で
  その美味しさに震撼し無知なる我が身を恥じた・・との由縁あり。



  20140914maeba9316.jpg


  たしかに まえばのうどんは、
  さぬきの古き良きうどんの血統をもつうどんである。

  この日は " 冷やだし " で食ったが、
  冷たいにもかかわらず いりこダシがビシッと効いていて、
  わたしもあらためて まえばのうどんに感じ入り。


 
  20140914maeba9314.jpg


  こんないい2日間を過ごせたのは久しぶりです

  と、礼をもって言ってくれたナカシマ君は
  日曜日の夕刻 郷里でもあり仕事場でもある広島へ帰っていった。
  翌日からはどこかへ出張だと言っていたかな?

  遠からずまた会おう ナカシマ君。

    次は カノジョを 連れて来い!  




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