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2017-06

イノシシ狩り - 2015.01.22 Thu

 

 >> SHINRA  DEEP  FIEL STOR
Y


  |||||||||||||  2015  0121  WED DAY  ||||||||||||||



     小話 [   いのしし狩りで・・  ]
      

  20150116inosisi3231.jpg


 
 私の55年にわたる人生でも
  生まれて初めて・・という素晴らしき経験をするものである。

  そんな貴重なる物語は、
  日を遡ること先週の金曜日の朝、ビルドストーン氏からの一本の電話が
  その幕を開けた。


   はい、もしもし・・
   こちら起きたばかりのヤマガラ・・ですが、
   こんな朝から どないしました?


   ところで おぬし・・
   前から
「もしイノシシが罠にかかったら呼んでくれ」って言うてたよな。

   うむ・・いかにも。 ・・・・ えっ! 

     も、も、もしかして・・・そういうことなのか?


   そのもしかの そういうこと なのである!
   今朝 仕事が始めたばかりの時に親父から電話があって、

   
    どでかいイノシシが罠にかかったから
    すぐに帰って来い!


   で、今 自分も有給とって家に帰ってる道中というわけよ。
   どうよ? 来ますか?


   おぉ! 是非もなし。
   これから10分で準備をして家をでる。
   して 場所は?


   ランデブー地点は 桃の畑の・・浅間の木の畑で・・

   親父も こんなデカいのは初めてじゃ・・て興奮してるわ。
   では 現地にて待つ。


   ほぉ〜・・桃のおとうさんが・・
   ランデブーポイント 浅間の桃の畑・・了解した!
   
   OVER



    |||||||||||||||||||| [  閲覧注意  ] ||||||||||||||||||||||||


  ここからの画像は 猪の命をとる物語ゆえに 血が流れます。
  後半には 猪の解体の作業場面もつづきます。

  わたしとしては これら命のやりとりの光景は荘厳にすら感じますが
  十分なる耐性のなき方々も多くおられることでしょう。

  ゆえに 後半の解体場面では・・
  100×75の小さいサイズのカラー画像を使っています。

  また画像によっては
  モノクロ画像(白黒写真)を大きく載せて、その傍らに添えて
  小さいサイズのカラー画像を置いてあります。

  いずれの場合でも クリック拡大すれば 1500×1000 の画像になります。

  もしも 血の色だけでも 無理!・・と言われる方は
  モニター画面から最低 10m(推奨距離)を維持して御覧ください。

  では 各自 お気をつけて・・



  20150116inosisi3233.jpg


  浅間の桃畑で桃の親子とランデブーのち
  その山に入ってすぐだ・・という罠に向ってほんの10m登ると・・

  赤い檻(おり)が見えてくるや、
  その中にいるらしい半端ない獣(けもの)の気配が漂ってきた。

   見えた!  あぁ〜・・こいつは デカい!
 
  わたしたちが檻に近づくにつれ荒い息が聞こえるや
  そのドデカい猪は 猛烈な勢いでこっちに向って突進してきて
  ガシャーンと檻に激突・・また下がっては突進 激突を繰り返してきた。

  その怒気をはらんだ闘志の凄まじさと言ったら・・絶句レベル。

   コイツは おっことぬし だ。
   こんな奴と勝負したら・・オレは 確実に 死ぬな。

  その おっことぬしレベルの猪は、
  すでに何度も脱出を試みてのことらしく、その鼻面から血が流れていた。



  20150116inosisi3297.jpg

 
  ふぅ〜 ちょっと深呼吸して・・と。

  もちろん桃のおとうさんと息子の両氏は狩猟ライセンスを取得している。

  畑を荒らす猪に業を煮やして やむなき勝負を始めたらしいが
  この親子がタダモノでなきところは、

  どうせ戴く命なら美味しく・・と、
  罠の工夫や美味しい肉を得んがための後処理に、飽くなき探究をもって
  日々 研究と工夫を重ねている。

  だから・・親子の手になる猪肉は 
  野生臭がキツくて硬い・・という猪肉のイメージを払拭するほどに
  上品かつ野性味を残したその肉はダントツに美味いのである。
  
  その奥義は 罠で捕ることでの命の止め方、
  それにつづく血抜き・・そして解体ワザに妙あり。

  

  20150116inosisi3280.jpg


  良い狩猟者とは
  できるだけ苦しませずに静かに命をいただき、なおかつ
  美味しい肉を得る術を尽くす者でありましょう。
 


      20150116inosisi3309.jpg


  首の急所を深々と突かれ多量の血を流しながらも
  この巨大な雄イノシシはなお立ちつづけ、そして突進してきた。

  その死闘のさなか 桃の息子があることに気づいた。

   おっ? このイノシシ・・前脚が片方 欠けているぞ!


  20150116inosisi3367.jpg


  どうやらこのデカい雄イノシシは
  過去にワイヤー罠に右脚がかかったものの、なんとその前脚を落として
  逃げ延びたらしい。

  たしかに ここまでの異様を誇るほどの雄イノシシである。
  風格 貫禄 闘志 そして知能までをも漂わせて奮い立つ野生の雄だ。


  ・・・・・・・・ *** ・・・・・・・・

 
  しかし檻の中という逆境にあってはこの雄イノシシに利はなく、
  40〜50分の激闘の末にとうとう脚を折って大きな身体を横たえた。

  とうとう逝ったか? と思ってからも
  まだ30分まありも息があり、胸が大きく上下している。

  それでも何度も立ち上がろうとしては
  脚が折れ 崩れ落ちて・・

    最期は・・静かに 呼吸が終わった。

  

     20150116inosisibw3470.jpg


                                20150116inosisi3470_20150121214852497.jpg


  20150116inosisibw3488.jpg


                              20150116inosisi3488_2015012121540542d.jpg






     20150116inosisi3572_20150121215111f72.jpg


  運び出すためには檻を開けねばならないのだが
  桃のおとうさんは細心の注意を払い慎重の上に慎重を気していた。

   野生の動物のチカラを侮ったらいかんで・・
   消える寸前の生命力でも 最後の一撃にかけられたら
   わしは殺られるからな。

   

  20150116inosisi3605.jpg



  桃の畑に停めた軽トラまで運ぶのに 大人3人がかりでやっと。
  
  毎年 作業をしていた桃の畑は
  こんなにも野生のまっただ中にあったとは・・と遠くサヌキ富士を
  遠望するわたしでありました。



     20150116inosisi3616.jpg



   この山の雄 イノシシを運び
   ここからは迅速なる解体作業が始まる。
 
  

  20150116inosisi3746.jpg


  おとな3人でも持ちあげられないため
  桃のおとうさんは、起動重機ユンボを出撃させて・・


    20150116inosisi3660.jpg


  このイノシシのために買ってきたとう、
  100キロまで計れるという秤(はかり)にかけて見れば


       SSC_3666.jpg


   その赤い針の落ち着いた目盛りは・・

    86kg87kg のあいだ辺りを揺れ動いていた。

   おぉ〜私よりも 20kgほども重いな。



   |||||||||||||||||||||||||||| 解体新書:平成版 ||||||||||||||||||||||||||||||


   ここからはいよいよイノシシの解体作業に入ります。

   無用なる解説は控えます。どうぞ静かに御覧ください。



      20150116inosisi3709.jpg


          20150116inosisi3719.jpg


               20150116inosisi3711.jpg


                   20150116inosisi3727.jpg


                        20150116inosisi3743.jpg



   
     20150116inosisibw3750.jpg    20150116inosisi3750.jpg


 
  20150116inosisibw3760.jpg   20150116inosisi3760.jpg




  |||||||||||||||||||||||||||||| 猪突猛進連盟 |||||||||||||||||||||||||||||||||


  美味しい肉をいただくためには
  迅速なる解体作業の奥義が大切なのだ・・とのこと。

  野生生物は死ぬと直後に " 死熱 " があがり
  体内に残る血が温度変性して不味くなるのだそう。

  さて間近に見ていたわたしは、
  血肉が飛散する地獄絵図になろうか?・・と心していたが
  桃のおとうさんの熟練した手わざにあっては
  整然とキレイに片付いた・・という印象。

  腹を開け 内蔵が見えた時点で
  懇願して わたしもその湯気上がるハラワタの中に手を入れてみた。

  あぁ〜・・温かい・・というより、これは 熱いくらい。
  生きていた・・んだな、との生命の感触を手に感じれり。



   20150116inosisibw3767.jpg   20150116inosisi3767.jpg



  シンラアカデミーの子どもたちに
  いつか必ず問う ちょっと意地悪なとっておきの質問がある。


   Q :命を大切に・・と言われるがみんなはどう思う?

     A:はい、とっても大事なことだと思います。

   Q:しからば 生き物を殺すことは  良い事?  悪い事?

     A:それは絶対にイケナイ事だと思います。

    Q:なるほど・・では問うが、
     皆はいったい何を食べて生きているんだ?



  この絵巻を読んでくださっている聡明なる皆様にあっては
  わたしが このイケずな応答の帰結をどこに持っていきたいのか、
  ご察しのことと思う。

  私たちは、いや・・私たちに限らず地球上のすべての動物は、
  例外なく他の生き物を食べて生きているのだという簡単明瞭なる
  この惑星上の生命の仕組みをである。


     逆 Q:じゃぁ〜肉はやめて野菜だけ食べてたら?

     逆 A:いいえ 野菜も米も生きているのだぞ。


  生きてゆくには他の生き物を殺さなければならない・・が
  では他の生き物を殺すことは無条件にOKなのか・・否である。

  そのどこかにか境界線がある。 

  このことを私が言葉を使わないで
  子どもたち自身が " 悟る " ように心がけている。

  
    [[[[  編集後記   ]]]
  
  さてこの日の帰り際、桃のおとうさんが、ほれ・・おみやげや!
  と手渡すしてくれたのは・・

    それは・・
    イノシシの 心臓 でありました。
    わたしの拳よりも大きい。
  
  一週間くらい冷凍してから塩コショウで焼けば美味い・・とのこと。
  ふむ・・しからば この週末か!

    はい 合掌して いただきます!











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