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2017-08

ヤマガラと大人たちと - 2015.02.16 Mon

 

 >> SHINRA  DEEP  FIEL STOR
Y


  |||||||||||||  2015  0216  MON DAY  ||||||||||||||



     小話 [  ヤマガラと大人たちと・・  ]


  20150215yamagara6313.jpg


  むかしむかし‥・と言っても、ほんの2,3日前のことじゃった。
  コトリのおじさんはその週末の2日、たてつづけに山へ上がったんじゃ。

  その一日目は子どもたちと・・そして二日目は大人たちと・・
  その日ヤマガラたちは、この冬一番と言ってもいいピーナッツ祭りになり
  山の上は 上へ下への大騒ぎに沸いたんじゃな。

  コトリのおじさんもヤマガラたちに負けずゴキゲンじゃった。
  そりゃ〜教え子の子どもたちや、海の向こうからは大人軍団の方々が
  ヤマガラたちに会いたいと来てくれたんじゃから。

  この大人軍団御一行というのは、
  はるか海を隔てた吉備の国から来香された御一行で、あの南方の写術師:
  Kenzo氏の開く写技指南道場の門下生でおられる方々じゃった。

  師の導きにより、みなコトリの飛翔の一葉を得んと集いし
  最新鋭の高速写撃機を標準装備した武装師団と言える陣容じゃったが、

  武装とは言っても、それは光学写撃機というもので
  見かけの重武装感とはウラハラに、ただただ絵をいただくばかりという
  これほど友好を深めるに役立つ武装機器というものは
  思うに 他に例はないでしょうな。
  

 
  20150215yamagara6277.jpg



  写術指南のKenzo氏も " 人類-鳥類 社交場 " の一画に陣を張り
  他のみなさまがたもズラリと居並びたるその様はなかなかの一景じゃった。

  ヤマガラたちも臆すること無く次から次へと飛んできて
  時たつ間もなく社交場ではみなの黄色い歓声があがったんじゃが・・

  やがてその歓声は、うわっ・・とか、あっ・・とか、あぁ〜・・とか
  嘆息感あふれるうめき声にも似た不思議な空気に満たされたそうじゃ。

  コトリのおじさんには分かっていたんじゃな。
  だれでも 飛んでるコトリを写撃せんと挑めば必ずそうなるものじゃと。

  でも、舞い踊るコトリたちを相手に、
  次こそは・・と夢中になっているそのおとなたちの有り様というものは  
  とても微笑ましき一景に見えて・・

  コトリのおじさんはさらにウレシクなってきたんじゃそうな。

  んなものだから・・この日のコトリのおじさんは、
  自分がコトリを写撃することは忘れて、善戦している陣内を歩きまわっては
  ときおりに自分の力量の及ぶ内で助言していたそうな。

  まぁ〜アレが " 助言 " と言えるかどうかは怪しいところ、
  ワシは 恥ずかしきことじゃから止めとけ・・と忠告したかったんじゃが

  まぁ〜それが助言になったかどうかは別にして、
  それはそれで言った方も受けた方もどこか楽しそうな様子じゃったから
  わしもグッとこらえたんじゃな。
 
 

  20150215yamagara6265.jpg


  この日 コトリのおじさんは
  時折に下の方の様子を眺めては、ウムム・・と唸っておった。

  その視線の先をたどって見やれば、
  そこには別部隊の写撃チームが陣取っていたのじゃが、
  その部隊の装備は、全長1メートルはあろうかという巨大望遠レンズ砲が
  ズラリと並んでいたそうな。

  それは大艦巨砲連合艦隊とも言える威容じゃった。

  その連合艦隊の皆様方の照準が狙っているのは
  この季節にしか見られない、渡りの途中にやってくる ある小鳥の姿らしく
  そのお目当ての小鳥がチラッと枝先に見えるやいなや、
  居並ぶ巨砲が唸りをあげて高速連写の雨あられ。

  目の前ほんの5メートルばかり先のスズメほどの小鳥相手に
  殺気立って巨大望遠レンズ砲をぶっ放すその光景は
  コトリのおじさんにはどこかコメディ・ドラマの1シーンに見えたそうな。

   アレでは どれもこれも、
   図鑑の写真と変わらない絵ばかりだろうに。


  まして 彼らのところにも遊び戯れているヤマガラたちを
  鬱陶しそうに邪魔扱いしている様子を見るに及んで、

  このときおじさんは、ぼそっとナニかひとり言をこぼしておった。

    彼らが 小鳥が好きかどうかは あやしきことなり。

  
  そうして振り返ると・・我が陣営では、
  大人たちが飛び交うヤマガラたちの喧騒の中、歓声あげハシャぐ一景あり。
  
 
    あっ! い、今の・・ついにやったかも!

      くぅ〜〜っ、いかん・・お、おそかった!

    うむむ・・・むむむ、なんでや?

      ねぇ! こ、これ見て! と、撮れた!

    あかん・・あかんわ。

      おれ・・嫌われてるんか? 

     
    ・・・・・ 撮れた。 あぁ〜・・キレイ。
  

  心あたたかくなるこの喧騒のなか、
  おじさんはその枯れた胸深くにあることをしみじみと確信しつつあった。

   この日 我が コトリノトリコ・クラブ は、
   世界征服に向けた大きな一歩を記したことになったな。


  ワシは、そんな大それた言もええかげんにせい・・
  と言いたかったんじゃが
  
  人知れずひっそりと微笑むコトリのおじさんの様を見ては、
  グッとこらえて ここは黙って見守ることにしたんじゃ。

  さて、夕刻が近づき 有志のみなさまを送った後に
  コトリのおじさんの胸中には、願いとも心配とも定かではなきことが
  ポッと灯っておったんじゃ。


   願わくば どうか今日の彼らの写撃記録のなかに
   1カットでもいいから やったぞ この1葉 が ありますように。



  この日 コトリのおじさんの写絵記録にあっては、
  ほとんど絵と言えるような絵はなかったのじゃが、

  いつになく心静かに落ちてぐっすりと眠りについた・・と。
  まぁ〜いい日になった ということなんじゃろうな。

  ただ 安らかに眠りに落ちるなか・・
  ある南方からの知らせが、夢見心地のなかで明滅していたそうな。


   写術師:Kenzo氏が、
   新たなに工夫を加えた写技を得て 
   近々にもやってくる。



   な、ならば・・ 

     う、うけて 立たね・・ば なるま・・い て。

  



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● COMMENT ●

先入観

師匠ほどの腕が無いので、機材に物を言わせての写撃をもくろんでおります。
現在のすぐ向こうに止まり木を作ってまっすぐ下りてくる歩留まりを上げる・・・は、一定の成功を得ましたが
やはり、横から後ろから、下からと、悶絶ミトコロ攻めでございます。
風呂へ入って、思い返しながら気がつきました。
発想の転換、下から来ることを拒み、とりあえずブレーキをかけた舞い降りる小鳥だけに照準を絞る
名づけて、「小鳥オーディション、ステージへは上からね!大作戦」で、ソニーがキャッシュバック始めました・・・買わねばなるまいか?それともシグマのレンズが先か?・・・


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