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2017-08

桃源郷の宴 - 2015.04.06 Mon

 

 >> SHINRA  DEEP  FIEL STOR
Y


  |||||||||||||  2015  04 05  SUN DAY  ||||||||||||||



         小話 [  桃源郷の宴  ]

  20150404momohanami7299.jpg
  

  天狗陰陽暦 4の月の4番目の日、
  桃の畑に年寄り組を招いての 文字通り" 桃源郷:花見の宴 " を構える。

  その年寄り組とは・・
  わたしと家内の両親に加え 親戚のおばちゃんの総勢5名、
  みんな80歳以上で、なかでももっとも高齢なのが私の父の90歳。

  1昨年から夏に桃を贈っていた縁で、
  いつかこの美味しい桃の畑を訪れてみたい・・というささやかな願い、
  ならばこの春の桃の花が満開のときに花見をしようと私が企画した。



  20150404momohanam7319.jpg


  その私の企てに桃のおとうさんも快く賛同していただき
  3月の末から花が満開になる日和を伺っていた。

  10日ほど前だったか?
  桃のおとうさんが枝先のツボミを見聞しながら・・

   うむ・・こりゃ〜今年は早いな。
   満開は・・4月の、最初の第1週が見頃になるじゃろ。


  桃のおとうさんの言ったとおり
  小さく固かったツボミが、3月のカウントダウンとともに
  急速にふっくらと桃色に染まり、ふわっと膨らんできた。

  そして桃源郷:花見の宴を4月4日の土曜日に定め、
  双方の実家にお触れを回したのが1週間前のことだったか?

  ただ・・日が進むにつれ、
  重く気がかりになってきたのが 西から接近してきている雨の前線の気配。

  毎日、毎朝、毎晩に見つめていた気象予報は
  日が近づくにつれ悪化、それがとうとう前日の朝の予報で最悪となる
  雨の確率が70パーセント!
  
   うむむ・・まずいな、これは。
   いくら春の陽気で温かいとはいえ、客人たちは・・
   後期高齢者組のみなさんだ。
   

  雨の場合も考えて、桃のおとうさんと工夫を協議する。
  われわれは全天候型作戦部隊ゆえ、春の雨ごときでは撤退しない。

  
  20150404momohanami7280.jpg
   
  
  暗雲たちこめてくる天気予報ではあったが、
  わたしは、天候回復という密かな希望を胸に秘めていた。

   当日の天気は、一時的にせよ回復し救われるかも。

  もちろん根拠の無い予想なのだが、
  実は、根拠のない根拠があっての予言なのである。
  その根拠なき根拠とは・・

  2年前から娘の結婚に向けた折々の大事な日、
  両家顔合わせ、衣装合わせ、結納、前撮り、そして婚礼の日などなど

  これらの日は、
  すべて予報では降雨確率60パーセント以上だったのが
  当日になると、なぜか朝には雨が止み・・そして・・
  雲間から日が差してきたりして・・奇跡的な天候回復とあいなり。

   そのひとつひとつの記録はこの絵巻に記されている。

  奇跡というのはめったに起こらないから奇跡なのであって
  こうも続くともはや奇跡と呼んではなるまい。

  そして当日、予報通り前夜から降っていた雨が、
  朝にはしずかに止んでいて・・雲は高くなり明るくなってきた。

  愛媛から年寄り組を迎え、昼過ぎに桃の宴についたころ
  やはり・・というか、雲間から太陽が顔が出してこんにちは!

  怖いくらいに回復したお天気でありました。
  


  20150404momohanam7259.jpg

  
  桃の畑のまんなかに宴を構える。

  桃のおとうさんばかりか、奥さまとご子息も参戦しての桃の迎撃部隊。
  この日、桃のおとうさんは4日間塩麹で下ごしらえした猪肉でシシ汁を
  用意してくれていた。

  メインデッシュは、わたしのおふくろの手になる " 稲荷ずし " 。
  ちょっと大ぶりの稲荷ずしが大皿の上に山と積まれて花の宴は始まった。

  なお、足腰の弱った後期高齢者対策のため、
  急きょタケバン一家の協力を得て、全員にアウトドア用の椅子も揃って
  万全の体制の桃源郷本部席。

  桃畑は上も下も色濃いピンクの花々が満開に咲き乱れ、
  桃のおとうさんと客人たちとの談話もとごれることなく笑いが満開、

  老齢ということも考えて、
  1時間が限度とふんでいたのが気がつくと2時間を越えていて

  老齢ゆえ食も細かろうと踏んていたのが、
  稲荷ずしの山もいつしか消え、さらに驚いたことには・・

  みなが " これは美味しい! " と舌鼓を打ったシシ汁に
  熱烈 " おかわりコール " が相次いで・・とうとう猪汁の鍋は空っぽに。
  
  そんな、はしゃいで笑った桃の宴は
  まるで子どもの遠足の一景のようでもありました。

  どうやら・・

    完璧な 地上の桃源郷 となりましたようで。
    
  桃のおとうさん一家、そしてバックアップしていただいたタケバン一家
  みなさま、ありがとうございました。

   そして・・
   この日もやはり奇跡的な天気を演出してくれた
   天のどなたかに重ねて礼を言おう。



  20150404momohanam7344.jpg


  桃の宴から我が家に帰宅して、
  遠く東の国にいる娘:アスナと SKYP [ スカイプ ] でテレビ交信。

  このネットを使ったテレビ電話での会話は
  じいちゃんばあちゃんたちにとってはどうやらSF的驚異だったようで
  
  iMacの画面のなかから語りかけてくる嫁いだ孫娘に、
  やや腰が引けて ぎこちない会話になり皆の笑いを誘ておりました。
  
 
 
  ||||||||||||||||||||  エピローグ  |||||||||||||||||||||||


  日が落ちて暗くなるころ
  お年寄り軍団を愛媛の実家に送るその高速道の道中・・

  走る前方の空模様は急速に悪化、
  稲妻が天空を走るや雷鳴轟きやがて激しい雨の中の突入、

  その様は押しとどめられていた暗雲がたまりかねて炸裂したようでした。

  なんとも日本昔ばなし的な、
  夢の中のような・・不思議な余韻の残る一日となり。

  





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