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大工のおじさん - 2016.05.15 Sun



 >> SHINRA  DEEP  FIEL STORY


  |||||||||||||  2016  0515  SUN   ||||||||||||||


        小話 [  浮き沈むこころの 5月  ]

 

    ||||||||  
億単位の可能性  ||||||||||||
 

  20160514mugi3450.jpg  



 5月はこころ浮き沈む日々で荒れ模様。

 ゴールデンウィークは標高1000m付近の渓流:深淵で
 5日間におよぶ長期滞在キャンプを楽しみ

 100パーセントの自然環境に順応しきった状態で
 下界へ降りてきたら・・・ ちょっと不思議な感覚を体験。

  山を下りて 
  さっそくにアイスでもとコンビニへ・・と入ったら
  店内の・・色や音や匂いに まっこと不快な違和感あり。

  しばらく ウッぷな状態でガマンしていたら
  さらに驚いたことに・・

   ものの数秒でその違和感は霧散して
   ふつうになってしまった!

   ・・のでありました。。


  |||||||||||||||||||||||| 訃報有り |||||||||||||||||||||||||||

 
 キャンプから帰った翌日の夜のこと・・

 親戚のおじさんの訃報が届き、夜を走る。
 とつぜんのことだった。

 わたしのオヤジの弟にあたるそのおじさんは
 大工を生業としていた、通称:大工のおじさん。


 ||||||||||||||||||||||||| 追想 ||||||||||||||||||||||||||||||


  わたしが子どものころ よく遊んでくれた。
  何をするにも話をしても 大工らしい男気のあるおっちゃんで
  子どもながらにちょっとあこがれていた。

  わたしが小学4年生のころ
  わたしの家の改装・改築を大工のおじさんが請け負って
  毎日おじさんの仕事を興味津々に見ていた。

  とくにおじさんの車や工具箱のなかの大工道具に目が釘付け。
  初めて見る大工道具のひとつひとつは、使い込まれ手入れをされて
  貫禄たっぷりに黒光りしていた記憶。

  仕事の合間をみて私に
  カンナやノミを使うコツを 教えてくれて・・
  なによりも " あとの手入れが肝心 " と。

   使ったあとは すぐに、かならず、
   手入れをして仕舞え
・・と。
  
  わたくし この歳になってやっと
  おじさんのその意を身にすることができた・・か。


  ||||||||||||||||||||| 観音像への願い |||||||||||||||||||


 大工のおじさんは86歳だった。

 十分に生きた・・と言える年齢だろうけれど
 20年ほどまえに気立ての良き奥さまがガンで急逝されて

 以来 息子夫婦とともに暮らしてきたが
 ひとつ屋根の下でありながら近きに遠い関係で
 さびしき晩年だった・・と聞いていた。


 そしてその息子夫婦がGW旅行に出ていた3日間のその・・
 どれかの日の、いつの時刻かに、

 心臓を患っていた大工のおじさんは
 だれもいない家の中で ひとり倒れたものらしい。


  ・・・・・・ *** ・・・・・・


 通夜の席、泣き伏す長男にあえての頼みごとを。

  生前に君のおとうさんは
  おかあさんを亡くされてから仏像を彫っていたと聞いている。

  昨年にきみのおとうさん会ったとき
  その話を聞き、そのひとつを譲リ受けたいと頼んだら
  快く承知してくれたのだが・・

  落ち着いてからでいい
  あらため その仏像を譲り受けたい。


 そして翌日、告別式の祭場わたしを長男が迎えてくれ
 布に包まれたひとつの仏像を手渡してくれた。

  布をひらくと
  高さが40センチほどの観音像。

  「 父から コレを・・と聞いていました。」

  そうか、おじさんから聞いていたか
  ありがとう、感謝する。

  この観音様はまずわたし
の父に託すが
  いずれはわたしが・・。


  君にとっても大事なもののはずだが、いいのか?

  はい、昨夜 家を探したら
  父は全部で5体の仏像を・・ですから・・はい、
  わたしも大切にします。

  わたしこそ ありがとうございました。

  
  6人兄弟姉妹の次男である私の父は
  これで弟ひとり妹ひとりと3人になってしまった。

  棺に向って、最後に父が小さくつぶやいたことばが耳に残る。

    もうすぐ わしが いく まっとけ



  |||||||||||||||||||||||| 天雷命運 ||||||||||||||||||||||||||||||


  告別式もおわって数日が過ぎた日のこと

  知人に貸していた道具が必要になり
  返してもらいそのままにしていたその箱を開けてみたら

  その中は、
  使ったまんま放り込んだという汚れまみれの有様のうえ
  消耗品部位は無くなっているし、箱も破れている。

 そのあまりのひどい道具扱いの様子よりも
 こんな様で平然と返してきたその知人の 普通なガサツさ に 
 胸がギュッとなってツラくなる。

  ・・・ わからない。
 
  驚くべきことではあるが 
  大工のおじさんの道具教えと、知人のひどい道具扱い返しが
  混在同居する・・これが人の社会というものらしい。
 
  ならば いやな匂いにも慣れるか。


  


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