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深渕に想うことあり - 2011.09.03 Sat

 |||||||||||||||||||  四国辺境絵巻  ||||||||||||||||||||

           
  
  SHINRA Diary
            天 狗  絵 巻
 
             天狗陰陽歴
        2011 0904  


            七日巡り:月の日



    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ *** ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
     

    20110902mibuchi6282.jpg
 

中学1年のクーマ、そして高校1年のタカの‥

人気のない標高1000メートルでの2泊3日:自力独立キャンプ。

なにも設備のないキャンプは2人とも初めてだった。


20110902mibuchi6183.jpg


キャンプ一日目、

彼らは、遊ぶにしてもキャンプの準備にしても、どこかぎこちなく

おっかなびっくりでやや逃げ腰気味だった。

それも無理もないことと思って、この三日間は " 客人待遇 " レベルで

世話をしなければ‥と覚悟を決めていた、‥のだが、



20110902mibuchi5795.jpg



2日目になると彼らは、

水に馴染んできたのか、渓流で遊ぶその行動力に躊躇がなくなり

岩場を駆ける足運びも驚くほど軽快なステップに。


テント場での " 焚き火 " も、日々どうやら火に親しくなってきたようで

一日目には、

 やたらと薪を燃やしまくるキャンプファイアーだったが

2日目には、

 落ち着いた火力を長く楽しむ工夫に夢中になっていた。

3日目の朝には、

 わたしが早朝に起きたら‥

 2人の手で、すでに安定した焚き火ができていて‥

 その火で昨夜の晩飯の残りを朝飯に食べていた。


     20110902mibuchi6351.jpg



たった三日間で、

彼らはたしかに、早々とここの環境に適応しつつあるように見えた。

これは私の想定以上の成り行きだった。

何度か通わなければそういう変化は出現しないだろう‥と思って

いたのだが‥




20110815mibuchi6134.jpg



ざっと25年、子どもらと日々を過ごしてきて

人の子どもが、人の子として生まれても‥人になるためには

後天的な‥経験による学習が必須なことがわかってきた。


学習と言っても、国語や数学の勉強のことなどではなく‥

もっと根源的な日々の生活における環境のこと。




20110816mibuchi6478.jpg



わたしたちの子どもたちは、
人間社会の一員だけれども

またこの惑星上に育まれた森羅万象なる生態系の一員でもある。

言うまでもなく、

われわれ人間の社会は、この惑星の生態系に属している。


子どもたちは、

私たちの住む人間社会の一員となるべく

家族や地域社会、そして学校などの環境下その社会性を備えて‥

また一方で‥

この惑星が育んできた生態系の環境下で、この惑星生態系の社会性を

身に備えて‥

そうしてはじめて‥この星の‥そして私たちの社会の一員となれる

そういうものと確信せり。


ここで北アメリカ先住民のある逸話を思い出す。

それは‥




20110816mibuchi6488.jpg


今から150年ほど前の北アメリカ大陸。


西部開拓時代‥西へと開拓を進めていた白い人間たちは、そこで古来より

住む先住民たちと出会った。


さて‥その土地に住むにあたって、自分たちの社会規律,特に法律や権利

そして裁判沙汰に神経質な白い人間たちは困った末に先住民相手に交渉を

持ちかけた。


 あなたたちの土地を売ってはもらえまいか?

 小麦や衣服、金属食器との交換ではどうだろう。



交渉の席に座っていた先住民の長にとって、この交渉条件の意味するところが、

当初は理解できなかったらしい。

何度も通訳を交えた話し合いの末、やっと白い長の言っているところを理解した

先住民の長は静かにこう答えたそうだ。


 この土地をナニかと交換などできようか?

 それはできない。

 なぜなら、

 この土地は我々のものではないのだから。

 我々がこの大地に属しているのだ。


この返答を聞いた白い族の長は、先住民たちの社会に土地の所有権の概念すら

ないことに驚き彼らの無知を笑い‥そして自分たちの社会規律に準じて勝手に

その一帯の土地の権利書なるモノを作成し、その土地を占拠‥


のちに抵抗する先住民を、法律に準じて騎兵隊を派遣しこれを制圧。

その後先住民たちがどういう運命をたどったかは歴史のしるところである。



 ‥‥‥‥‥‥‥‥ 比較人類文化学 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥



どちらだ?‥と言えば、間違いなく‥

この白い人間たちの系統を引き継いでいるわたしたちの社会はすでにどこか

合理機能重視のアリ塚の様相を成してきている。


知らない世界をのことを言葉で伝えることは、

その相手の心に観念的な概念を押印してしまう危険をともなう。

あの森の‥とある深い渕を覗き込んだときの畏怖にも似たあの怖さを

誰かに伝えることなんてできっこない。


そういうことは、理解したり伝えたりできるようなことではない。

それは、そのときに心の内部に生まれるものだから。

適当な温度と水分と光があれば、土の中の種子が芽吹くように。




子どもらにとって、

そうやってしか育まれないことが確かにある。

サッカーや野球での‥ましてやテレビゲームでの一喜一憂が

さらには一国の経済情勢や円高の乱高下による騒動が、いかに我々の

社会の内部での自家中毒的な騒動に過ぎないか。


よく大人のフリをした、知ったかぶりのアホな大人が、

この世の中は弱肉強食、生存競争‥強い者が生き残る‥などと言うが

そんな理屈はとんでもないことだ。

もしそうだとすれば、

この惑星上に住まう多様なる生物社会が存続できるはずがないではないか。

この世の中で生き残るために問われるものは、調和する能力である。


ライオンは他の動物を喰らうことで調和を成し‥

ガゼルやウサギは喰われることで調和をなしている。

生存競争という概念は、調和のなすための下位レベルの手段に過ぎない。






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