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2017-04

山桜盛り - 2017.04.08 Sat



 >> SHINRA  DEEP  FIEL STORY


  ||||||||||||| 2017  0408  SAT ||||||||||||||


   小話 [  春の前線に濡れる  ]

 
   
||||||||   山は生きている   
||||||||
 
  SSC_3336.jpg  


 この花盛りのサクラの群落はすべて山桜:ヤマザクラ
 ソメイヨシノとは漂う春の感を異にする一景。
 

 3年前に桃のおとうさんに連れてってもらったこの秘境は
 高松市と坂出市の境界付近、意外にも都市部のなかにある
 とある里山の小さな谷あいにある。
 
 この日はあいにくの空模様で
 折り重なるサクラの色の彩度が低くなり少し残念。

 にしてもよ、ここの・・
 斜面に盛り立ち上がる山桜の一景を見上げれば
 震撼として心がすくむ。

  新春、山の木々に新芽がふき木々の匂いが立ちこめ、
  ふわっとパステルに色づいてきたなかに映えるヤマザクラは

  これもまた、いやぁ〜

   これぞ 日本の春 原風景ではあるまいか・・と

   思わず小さな声で叫んでしまった。

    ( ↑ つまり、囁いた ということ。)


 [  サクラ前線 ちょっと聞いて話  ]

 ご存じの方も多いでしょうが・・

 今でこそ桜といえばソメイヨシノ・・だが
 このソメイヨシノ君は、江戸末期に作られた品種で
 サクラの代名詞として全国に植えられたのは
 意外にも たかだか明治以降のこと。

 ちなみにソメイ君たちは・・
 受粉し種子をつくる能力がゼロに近く 種で増えることがない。

 よって全国 津々浦々に今満開のソメイヨシノくんたちは
 すべて接ぎ木による・・言わばクローン一族 ということで
 親子でも兄弟姉妹でもなく・・コピーたち。

  それは例えて言えば
  わたしの細胞から私の分身クローン人間を10万人つくって
  全国に散らばった私が騒いでいる・・という、

  どこか ちょっと不気味な生態形式なのよね。



 だからね・・
 江戸時代より古き文学に出てくるサクラは
 その土地に自生する多様なヤマザクラのことなのでありますのよ

 逆にね たしかに明治以降の・・
 日本国とソメイヨシノのイメージは親和性が高いけれど
 いつから 誰が 推してきたんでしょう?
 

  ・・・・・・***・・・・・・


 上の写真が谷の入口からの一景で

 山道をずんずん入っていくとサクラ斜面の正面に立つが
 真下のポジションからはサクラの全容が見えない

 なので・・

 ずんずんと谷の奥に歩みを進めて
 ここらへんで・・と振り返ると・・

    ↓ この一景に 胸ドキンちゃん
 

  SSC_3315.jpg


  さらにさらに谷を上がると
  今は打ち捨てられて人気のない廃屋が1軒。



  SSC_3317.jpg


  それでも小さな畑は
  ネギやエンドウ豆が植えられ よく手が入っているようで
  日をおかず住人が通っている気配が感じられる。

  あぁ〜・・ この写真は・・
  レポートのためにと説明的な動機で撮った一葉だけれど
  
  あらため こうやって見ていて・・
  どこか心が騒ぎ出し 少しづつ そしてはっきりと
  好きになってきた写真となり。

   著者 註:

   あのぉ〜 
   写真右下に歩いているのは我が息子:ダイキで
   原住民の方ではありません・・念のため。



   |||||||||||||||||||| ターシャ13番弟子通信 |||||||||||||||||||||||||


  我が庭の春真っ盛りレベルもなお上昇中・・

  スイセン時代が終わり 
  台頭してきたチューリップ勢力が庭の主権を握った。


  SSC_3360.jpg


  しかし・・おかしい。
  こんな数の球根を植えた・・っけ?

  自然界の群生のような・・
  植生に 人の謀(はかりごと)の気配がないように
  そう計って植えた(?)庭なのである。

  
   


  |||||||||||||||| 追記 ||||||||||||||||||


  身近な縁ある人の
  あるツラい知らせを受けとり
  こころ受けきれず。

  望まぬとも時間のかぎりを考えざるを得ず。

  庭の花の盛りに 
  日々を刻む音を聞いてしまう。



春雨に濡れる庭 - 2017.04.02 Sun



 >> SHINRA  DEEP  FIEL STORY


  ||||||||||||| 2017  0402  MON ||||||||||||||


   小話 [  春 さかり  華 濡れる  ]

 
   
||||||||   庭は生きている   
||||||||
 
  20170402tulip3180-4_20170402223120b1c.jpg  


 昨年の秋に 
 我がカラダに課した労働の、その " 帰結 " が 
 今に実を結んでいる・・ではなく
 ぐんぐんと 花を咲かせている。


  SSC_3227.jpg


  自称:ターシャ13番弟子の・・
  わたしの手がけた庭が ここ一週間の陽気と春の雨で・・

  一日一日と
  芽が出て 茎が伸び 枝葉をひろげて
  かわいい花芽が顔を見せ・・

  そのおどろくべき映りゆく景色の変化速度は 
  ほんと ハリーポッター級の魔術。

  これから春の祭りとなり。


  SSC_3228.jpg



  ・・にしても、ときに・・ 

  植物たちのその造形と、光と時間が演出する
  そのデザインセンスには驚嘆!、脱帽!、感涙! 放心!

  そして うつむいて 笑みこぼれり。


   SSC_3191.jpg
  
 

 もぉ〜 ・・んとに ねぇ
 チューリップといい、ポピーといい・・君たちといったら 

 おじさんねぇ カメラを構えて ファインダーを覗いていたら

 ハァハァ・・うわっ! 

    こ、これは・・ いかん! (←ナニがいかんの?)



 どちらも夜半の通り雨に濡れた一景なのだけれど

 昼からちょっと欲が生まれてね 再現しようとね
 ちょっとズルいけれど 霧吹きでシュッシュッしたのよね

 でも・・霧吹きでは
 あんな潤い感あふれる やらしい水玉ができなかった。

 ・・・なんで?



  |||||||||||||||||||||||| 近況手帳 ||||||||||||||||||||||||||||


  例年通りなら今日の
  4月初めの日曜日は 建石さんところの桃畑にて

  わたしや家内の両親を呼び
  ヒロセクスやマユの家族も巻き込んで
  ほころび始めた桃の花の下での
  花見の宴を構えていたはず。



  昨年暮れから4ヶ月入院を強いられていた我が父に
  
   もうすぐ桃の花見やから 
   それまでに 元気にならんとね

  あと3ヶ月 あと2ヶ月 ほら・・あと半月やで・・と
  月日を削ってきたけれど。

  とうちゃん いのち 届かんかったな。

   それでもやな
   90歳を越えて毎年 家族や心ある方々たちと
   料理も美味い、おかわり・・と唸った あの粋な花見の宴を、
   待ち遠しく そして楽しめたのだ。

   感謝ばかり やね、父よ。

  んなものだから わたしも今季はまだ
  桃の畑に通うことならず。

  桃の花はこれから盛りとなろう時節だったはず。
  あっ、フナの産卵も今頃やった!

  桃のおとうさんも きっと毎朝 早くに 
  フナの産卵 今日か明日か・・と池に通っているはず。

  あぁ〜 駆けつけたい。








父逝って コトリと遊ぶ - 2017.03.26 Sun



 >> SHINRA  DEEP  FIEL STORY


  ||||||||||||| 2017  0327  MON ||||||||||||||


   小話 [  春 近く 父 逝く  ]

 
   
||||||||   コトリたちと遊ぶ   
||||||||
 
  SSC_3029.jpg  


 やっと・・思い立って・・
 今季 はじめて コトリたちと遊ぶ。

 この日も積雪はまったくなく風も春の気配ただよう。

 よって・・積雪期なら
 狂喜乱舞な饗宴になるはずのヤマガラ一族が少なく
 4~5羽がやや緊張気味に入れ代わり立ち代わり。

 う・・むむむ。

 やはり真冬の飢える時期にヤマガラたちがハイにならないと
 わたしの撮りたい乱舞の絵図は狙えないので・・さびしい。

 ・・で、そのかわり というか

 これまで滅多に姿をみかけなかったコガラが
 まして手に来ることなどは奇跡のように思えていたコガラが・・


  コガラは スズメの半分にも満たない小さなコトリで
  手に乗っても重さがほとんど感じられない。

   

 この日は夫婦と思われる2羽 その2組のつがい
 4羽が我が手に遊んでくれた。


    SSC_3042.jpg
 

 この日のモデル撮影会は
 久かたぶりなことも相まって・・と あまりの興奮に
 ピンぼけ量産 → 産廃 → 廃棄処分。


    SSC_3030 (1)


 コガラたちが あまりに可愛すぎて・・
 途中からはカメラを置いて ドキドキ うっとり。


         SSC_3031.jpg


 しばらくすると 
 今度はヒガラ夫婦が目前の枝先にやってきて・・
 わたしの手のひらのバタピーを伺う気配に

  おぉ! くるか!

    いやがおうにも期待値、赤丸急上昇!


 だが しかし 残念。
 ここで まっこと騒々しい1団の動物(人類)があらわれて
 ことりたちは霧散・・

 春の霞にきえました。



  父が逝って半月がたち・・
  あの緊張を孕んで時を刻んでいた日々が 
  時節のリズムに還ってきつつあり。

  日常はもどりつつあるけれど
  それはひとり家に残された母にとって
  父が居ないことを
  さらに深く知る日々となり。

  


 
 

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